資産家だけなのじゃない、
手塚治虫の父上は今風に言えば「オタク」だった。
戦前は贅沢な趣味に属する「写真」でプロカメラマン並み(ライカのカメラを持ってた)、
家には漫画の本が200冊以上(ナカムラマンガライブラリー)、
著名漫画家の全集とか、
海外の雑誌をとってたり、
世界に類を見ない新潮社の世界文学全集の全巻が一揃いありそれを小学生時に読破してたり、
家は宝塚のそばにあって、家の左右は宝塚俳優が住んでいて、
母はヅカマニアで頻繁に宝塚の舞台を治を連れて観劇、
母はピアノの演奏を治に教えた(家にピアノがあった)、
家に9ミリフィルムの映写機があって、ディズニの短編などがあった(これも当時は
とても贅沢な部類のもの)。
また映画撮影するカメラも持っていて映像が残って居る。
家には電話が引かれていた。レコード(SP?)再生装置も、ラジオもあったはず。
お手伝いさんが家にいた。
 などなど。もともと宝塚の実家の家は、高裁判事であった治の祖父が
隠居して住んでいた家を祖父が亡くなったので治の一家が移り住んだもの
で立派な庭付きの高級住宅だったろう。

文化教養のレベルが違い過ぎるのだ。