>>46
朱雀院は母のいない女三宮にとって絶対的に自分の味方でいてくれる肉親であって
好きという感情とは別物
源氏に恋愛感情を持たず父代わりを求めてくると源氏が嘆いても
あれだけ年齢差があるおじさん(女三宮にとっては血縁上の叔父でもある)
に若い女性が恋愛感情を持つことを求めること自体無理だし
柏木の存在がなければ枯れたおじさんの介護で終わる女三宮…
の人生が可哀相だと乳母子が思うのも一理ある
女三宮の心が簡単に柏木に靡かなかったのも内親王としての気品を守るためかなと
高貴な女人が言い寄られたらすぐにふらふらというのもねえ…
あさきでは女三宮には心がないから生涯どんな男にも恋することはない
愛を知らないんだと源氏の言葉で断罪していたけど
自分に靡かない初めての女である女三宮の扱いに困っていたとしか
そりゃあ紫みたいに源氏にベタ惚れして源氏の心を掴むために率先して尽くす女のほうが
男は楽チンだし源氏がそういう女を褒めたたえて一緒にいたがるのは分かるけどね