【祝】水木しげる その29【大全集完結】
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>>282
これが今はやりのって台詞で、流行り廃りに疎い事が誰の目にも見てとれる
つまりニワカであまりよくわかってない事をしめす台詞であり
トランクじゃなくコタツや自転車とか
何に変身したとしても、これが今流行りの○○か、どこから食べようかなの流れは変わらんと思うぞ >>281
人生において排泄行為(特に大便)を重視してるからだろうな 劇中そればっか出てくるもの 慰安婦の排泄行為の描写はゲンナリしたわ そう思わせる描き方してたし 女性であろうと人間に関しては幻想もへったくれもない人だからね水木先生 河童の三平の貸本版って、全集のと角川文庫のとどっちがオススメ? >>288
もちろん全集
理由:文庫は漫画を楽しめるサイズじゃない。特に河童の三平は 買えるうちは全集の方がいいよな
再販もないだろうし
>>290
でも緻密なのがギュッとなった感じもそれはそれで嫌いじゃない >>271
成長してある程度漫画オタクになってから
鬼太郎を読んだときはまず画の物凄さにひっくり返った
こんな恐ろしい人の原作アニメを幼児期からノーテンキに見てたのかと・・・・・ 自分がリアルタイムで読んでた水木作品はもう本人が描いてなくて絵には魅力を感じなかった
当時はそんなこと知らんけど
単行本で目にするマガジンの旧鬼太郎なんかはいいなと思うくらい
ひっくり返ったのは貸本作品が復刻されだしてから 作品もそうだけど原稿料も満足に入らないのにひたすら描きつづけるメンタルの強さ異常さを感じた
しかも結婚なんかまでしてしまう脅威のメンタルだよな 自分がはじめて買った新刊は昭和史だったんだけど、あの頃はどれぐらい先生の筆があったんだろう 水木サン世代あたりはどんな貧乏人でも結婚はしてた。
特に男で結婚しないのは働かないと同程度に異常なことだっだ。
戦争で男が大量に死んで女余りの時代だったので、女側の親も必死だった。 今もし紙芝居の真筆が発見されたら、1千万はするだろうな
80歳以上の中には水木が描いた紙芝居を実見した者も生き残っているだろうが、覚えてないだろうな 6期の鬼太郎もうるさ型にも好評みたいだしすごいと言うか
もしかしたら貸本の世界で餓死してたかもしれんのにな 餓死はないだろう
貸本で食えなくなっても別の事業を興すなりして成功してただろう
日本はなんだかんだで豊かだったから、生命力さえあれば死ぬことはない >>301
紙芝居といえばピンポンパンの刑事ジャガーだろ
声は何代目かのねずみ男富山敬さんだったな〜 >>294
俺は松下悪魔くんがジャンプで連載してたって事実にひっくり返った
ジャンプって、あのジャンプだよな…? 山田真吾←マガジン版
埋れ木真吾←ボンボン版
だが千年王国は千年王国でジャンプ版とは呼ばないのだった・・・
70年代初頭だからねー
むしろトレンドだったんじゃないかこーゆー雰囲気 少年ジャンプは創刊が1968年で週刊誌になったのは翌1969年だから
千年王国が載った70年にはまだ新興雑誌 (*・(エ)・)/゚・:*【それはスビルバンや】*:・゚\(・(エ)・*) >>317
何言ってんだコイツ(5年ぶり2回目)
ジャスピオンだろ 調布駅前にあった鬼太郎の店(ふれあいステーションだったっけ?)って、もう5年も前に閉店してたのね。
黄昏時から夜にさしかかる頃に、店頭に立っていたぬりかべに出会ったときは驚いた。その後 、通勤や散歩で旧甲州を歩く度に愛着が湧いていた。
ガメラや貞子も飾ってある不思議なお店だった。
書いてるうちに、なんか淋しくなってきた。 ヘレンケラーの先生やった宇宙刑事もおるしな
宇宙刑事!サリバン! 千年王国読んだけど、どんなに崇高な理想を語っても、悪人でもない家庭教師の肉体をうばってたら説得力無さすぎっていう点と、
ベルゼブブの存在意義、
その二つがすごい疑問だったな 鬼太郎もそうだが善良な二枚目が仕事で恐ろしい事件に巻き込まれるってパターンだな
まあ「この話オイシイじゃん」と飛びついてるんだから自業自得と言えなくも・・・ 貸本版悪魔くんに登場する悪魔は、見た目が人間、
能力も人間同様でしかなくて悪魔くんを落胆させるが、
まさに人間社会の中でその悪魔性を発揮するってとこが皮肉味だったんだが、
ベルゼブブは使い魔の能力だけ持ってて中途半端に妖怪じみてる分、
貸本版の皮肉味はぼやけてる。 >>324
松下悪魔くんは、正義の味方でもヒーローでもなく、「悪魔の力を使ってでとも世界を変えてやる」と考えるうちに、自分自身が悪魔のように
なった恐ろしく危険な存在なのだと思う。
「悪魔くん」は、不平等な世の中への怒りから生まれた作品らしいけど、いくら崇高な目的から始めた革命でも、やがて目的のためには、暴力や過激な行動たどと、「多少の犠牲」として、やがて暴力や過激な (ミスって途中で書き込まれてしまっ た。続きです)
やがて過激にエスカレートしていって、最初の理想がどっかに行ってしまって、悪くない一般の人も「必要な犠牲」となっていくという怖さ。
そして、その犠牲になった者が、最初は悪魔くんを恐れ倒そうとするのに、徐々にそのカリスマ性に共鳴していき、愛情のようなものさえも感じていく。
そんな複雑なものを含んでいると解釈しているから、家庭教師との関係はあれで良いのかな、と。
確かに感情移入しづらいし、悪魔くんが理想を語る場面では「お前が言うなよ!」とは思ったけど、読み終えてからは、なんだか強烈なものが胸に残ったので、その複雑さも含めてこの漫画の魅力かも知れない。
子供の頃に読んでいたら、勘違いして変な影響うけたりしてヤバかったかも。 してほしいかはともかく、深夜アニメ向きではあると思う
しかし視聴率が取れないだろうな…… >>331
あの時間帯のアニメで平均4.8%、
10話ではノイタミナ枠史上最高の5.8%(当時)を取ったことで話題になった 墓場鬼太郎はBlu-rayが2枚で二万超えだったわ…。 >>328
千年王国は
戦後日本の左翼運動が60年代学生運動に挫折して70年代にかけてテロ組織化し否定されてったときに
その左翼のブレイン連中がオカルトにはまってったのに相当影響してたと思うぞ
(初期ムーのブレインだった八幡書店の某とか・・・
そういう中から80年代〜オカルトテロの麻原ちゃんも育ってしまった
誰だったか文化人?が「悪魔くんがユートピアを作ってくれる」というのが支えになったって書いてるの見た覚えがある
あの悪魔くんが雲上から使徒を従えて歓呼する民衆に対するラストシーンは
なんかのオピニオン誌で見た覚えが
左翼オカルトの原風景みたいな感じで(好きなシーンだけどね 最後、復活した悪魔くんのまわりになせかベルゼブブもいたんだけど 無理矢理巻き込まれて使徒にされた挙句そこまでストーリーの展開に必要が無いであろう殉死を遂げる警官が可哀想 ウルトラマンがカラータイマー剥き出しで戦ってるのと同じさ (*・(エ)・)/゚・:*【ゼットンの光線に直撃されとったで】*:・゚\(・(エ)・*) >>339
ラストのメシア復活シーンでもハブられる警官 >>329
今河童の三平アニメにすると「はなかっぱのパクリだ」とか言い出す奴がいそうだなあ〜 自分が単なるもの知らずである事を頑として認めずあらゆる手を尽くしてパクリの事実を捏造するパクリ発見厨な
いやンなっちゃうね そういえば悪魔くんの影響受けたと言われてるデスノートで
誰殺すか会議してるシーンは水木っぽいシュールさでオマージュとしてはまあまあだった。 そういえば水木しげるの影響受けたと言われてるルドンの展覧会を箱根でやってる
目玉の気球の絵は水木の地獄からのパクリっぽいシュールさでオマージュとしてはまあまあだった 水木作品に出てくる首相が安倍首相に似てるなとおもってたが当然と言えば当然だった 6期アニメの八百八狸で、あの首相を大叔父にもつ方が出てきたら
左右両方から文句来そうだから、まったくモデル不在の女性総理にしたんかな
つか読み返したら、日本再建隊って佐藤栄作と水木サン風とサラリーマン山田しか確認できない
超少数精鋭のような気がするんだが 原作の妖怪獣読み返す度に思うよね
こんな日本の危機に、天皇は何してるんだ!ってね
昭和天皇は戦争中みたいに地下シェルターに避難して震えてたんだろうか >>353
そういや河童の三平には昭和天皇出てたな
三平たちが「天皇陛下万歳」とか言ってた >>352
かもねえ
在任期間が長いせいか、
鬼太郎、悪魔くん千年王国、ヘンラヘラヘラに出てくる首相はみんなあの首相になってたな >>353
小松左京が日本沈没を書いたら
右翼からは天皇が一行しかでないと
左翼からは自衛隊を肯定するなとクレームがいっぱい来た
右翼も左翼も暇だよなあ 三平の昭和天皇登場はスゴイとしか言いようない。
悪い出し方ではないとはいえ、戦前世代が社会の中枢にいる昭和中期。
あれを通した貸本出版社やサンデー編集部もなかなかのもんだと思う。
昭和天皇は「猫楠」にも登場するけど、
あれは平成で、熊楠の伝記だから登場は必然で、
三平ほどの衝撃はない。 >>357
いや、今の方が過剰なまでに自主規制というか腫れ物に触るような扱いであって
昭和中期の方が天皇家に対しては、今ほど過敏じゃなかった
トニー谷の『あんたのおなまえ何ァんてェの』の歌詞に
「ボクはナルちゃんと申ちまちゅ」と皇太子殿下が登場したり
『サザエさん』ではワカメが生まれたばかりの皇太子の似顔絵を描くとか
手塚治虫の『ボクの孫悟空』で、「あっそう」が口癖の
ヒゲの生えた眼鏡の王様(しかも若い頃、多くの動物を苦しめたという設定)とか
楳図かずおの『まことちゃん』にも屋台のラーメン屋の主人が実は
お忍びの天皇陛下だったのではないかと思わせるネタとか
つげ忠夫の作品にも「あっそう」と返答する昭和天皇を思わせる上司とか
今だと「不謹慎だー!!」とわめかれそうなネタがある
戦前、戦中派ほど皇室に対しては敬意や親しみがあるが
なんとも言えない複雑な感情も同時に持っているから、
逆に今の方が皇室への表現が堅苦しくなりすぎている感がある 今は皇室に対して遠慮するというよりも
騒ぎ立てる基地外クレーマーに関わりたくないんだろうな
昭和天皇の頃は英国王室並みにいじられてたわ >>358
水木自身も天皇についてはかなり複雑な感情はありそうやね
「あの善良な天皇陛下様も信じてはくれまい」とか >>327
悪魔くん自身が正義のヒーローというわけではなく、
崇高な理想を持ちながらも、
呼び出した(人間より人間らしい)悪魔によって地上をさらなる地獄に変えてしまう、と言う話だと。 80年代でもゆうきまさみ「ヤマトタケルの冒険」で昭和天皇ネタやってたな。
不謹慎ってほどでもないが現在では不可能な感じの。 そういうのはむしろ素朴な愛着のあらわれじゃないか?
三平のもそうだと思うけど
昭和時代だって軽々しく天皇をネタにしたら右翼が黙ってない
でも度々ネタにされたのはそれだけ惹かれる人が多かったってことでしょ
今の天皇なんか本当にただの象徴でネタにすらされない そらま、アナーキーの「東京イズバーニング」で
事務所に右翼が怒鳴り込んできたしな >>363
組織化された右翼の抗議なんかたいして怖くない
いまは「ネットで世界の真実を知った普通の日本人」や「とにかくなんでも不謹慎」という
面倒くさい連中だから関わりたくないんだろね 悪魔くんの元ネタゲーテの「ファウスト」で金を無尽蔵に発行するインフレの話が出てくる。
元から資本主義への批判と検討のようなテーマがあって、これにカバラ思想合わせると
資本主義打倒の世界革命の話になる。
アラン・ムーアのVフォー・ヴェンデッタとかプロメテアなんか、多分思想的に似ていると思う。 >>366
ファウストといえば手塚治虫も入れ込んでて、
三回も漫画化してたな 水木さん、あなたよりボクの方がずっと上手くファウストを描けるんですよ! >>358 >>363
右翼がどーっていうより
平成初期に皇后美智子妃に関して女性週刊誌でバッシング報道があって
それで皇后陛下ストレスで声が出ない状態になったということがあって
マスコミが一般から逆バッシング批判されてやたらと遠慮するようになったと思う
民間から入った妃でネタにしやすく平成になりたてでそんなに権威もなく
女性誌的には普通の奥様の噂話感覚で書いちゃったのが大ごとになって
恐れおののいて以降「皇室は腫物扱い」になっちゃったんじゃね それにしては来年天皇になる浩宮の嫁はマスコミ・国民からバッシングされてるけどな 小林よしのりが天皇論を描いたら保守の界隈から
天皇陛下を漫画にするとは何事か、と批判されていたな ああ天皇とボクの五十年
実体験に基づく天皇制批判には説得力がある。
天皇制がなければ北浦の松の晩年ももう少し幸せだったと思う。 >>367
家獣はなんだかんだで生き残ってたから唯一殉教するポリ
別荘番夫婦でも多少は見せ場あるのにマジで何もせずに死んだな >>375
いや、発砲して張果老を一度撃退してる。
似たようなキャラでも、鬼太郎の「牛鬼」の駐在よりは多少役に立ってる。 ポリも別荘番夫婦も切人もガチでただの一般人なのに成り行きで使徒にされちゃう適当さが水木しげるらしくていいよな >>377
あの警官と、「村長のばか!」の山彦じいさんが印象的 貸本版の切人は、打ち切りがなければ、
悪魔くんに対抗する子どもキャラとしてもっと見せ場があったろう。
「千年王国」では構想が変わったかして、
目立つ役割が振られることもなく、
とりあえず使徒にしてみたという感じ。 >>376
物理攻撃が通用する仙人ってのも味わい深い だって、世界おばけ旅行で西洋妖怪が
拳銃(有効らしい)で鬼太郎一味を迎え撃つ水木ワールドだし
張果老は物理ダメージは無くても発砲音でビビってパニクったんだけど
それはそれで情けない仙人ではある 鬼太郎のチャンチャンコとか悪魔くんのシャツとか黒黄の縞なのはなんか霊学的意味があるの? 十二使徒の一般人軍団の中では武力がある分ポリが一番役だったかもしれない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています