>>903
あの場合、寿司屋の大将はたとえ深夜までかかっても、一枚一枚全部数えただろうね
鼻歌でも歌いながら余裕のフリして、内面ではもし一円でも足りなきゃ絶対に許さねぇから覚悟しとけよと、それだけを心の支えにしながら
一方の両さんも、数え終えるまでは帰れなかったはず
たとえ業務的でも「ありがとうございました」とだけは絶対に言いたくない状況まで向こうを追い込んだからには、最後にそのひと言を言わせたいし、言わせるには代金をきちんと支払ったことを証明させなきゃならない
ふたりの不毛な意地の張り合いは、ラストのコマのあとも続いたんだろうね