子供の頃の水木体験といえば、鬼太郎はまだ2期がたびたび再放送されていたから
初めて漫画版を読んでもマガジン時代のエピソードがほとんど無かったのが疑問だったけど
話の筋もキャラデザも固まってはいたからすんなりと受け入れられたが

悪魔くんを初めて知ったのは『悪魔くんの世界妖怪100話』で、この悪魔くんのデザインが松下一郎
百目の子供が友達なのに、悪魔君と戦った妖怪の中に百目がいて、どういうことなのかが分からなくなり
そして朝日ソノラマでマガジン版の『悪魔くん』を読むと、山田真吾の顔が全く違うし、
敵には大海魔も水妖怪も一つ目人形もいないし、それから数年たって『悪魔くんの悪魔なんでも入門』を読むと
その悪魔くんは山田真吾デザインで貧太、情報屋がいるが百目の子供はいないし
悪魔くんの戦いのエピソードはマガジン版と全く違うし、本当に訳が分からなかった

それがあったから、ドラマ版・千年王国・マガジン版の制作経緯を知るまでは、
悪魔くんはなんか鬼太郎に比べるとのめり込みにくかった