山田芳裕 『ヘうげもの』 追憶之席 一
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金属だの水分の分布を調べる方法はあるけど陶片となったらかなり難しそう
そんな技術開発ができたらまずは産廃の不法埋設の調査に使われるだろうな〜 地下に産廃なんて無いよ
値引きは出来ないんDEATH 今でも山の中には窯跡があるんでそ?
当時のものなら欠片でも価値があるあろうな
断片からゲヒの息吹が感じられるかも 初期伊万里の釜跡が見つかったときに、
新聞に載ったとたんに盗掘された事件があったなあ
陶片でも金になんのかねえ? 由緒正しいもんじゃなく戦時中に作られた陶器製手榴弾のカラが大量に捨てられてる河原が有って
マニアが自然堤防を掘り崩しちゃうので危なくて困ってるってとこがあったね
ヤフオクなんかでけっこうな値がついてるのでお宝なんだろうな 人間国宝が作った陶器手榴弾もあるっていうしマニアは欲しいんだろうね 骨董や美術品、工芸品て業者が作者が居なくなった作品の値段を吊り上げるからなぁ
再評価というと聞こえはいいが要するに希少性に乗じた需要喚起なんだよな 売れる物には、芸術価値 希少価値 歴史的価値の何かががあるって中島清之助がいってたなあ
芸術品としては価値が無くても、希少価値や歴史的価値があって、欲しい人が要ればタン壺でも売れるってさ 現代の日本画の作品はトータルでパイの大きさが決まってて、
生きてる間は値段が付くけど死んだらガタンと落ちたりする
ただ、そういうシステムもこれから変わってくるかもしれないな
政治と結びついてこのシステムを作ったのは平山郁男だという話もチラホラと
平山は漫画家で言えば赤松健だという見方もあったりして、色々面白いと言えば面白い
政治と芸術はへうげの頃から色々あるね 経済で読み解く豊臣秀吉 東アジアの貿易メカニズムを「貨幣制度」から検証する
上念 司
https://www.amazon.co.jp/dp/4584138575/ >>311
平山郁夫のシルクロードシリーズなんて行って書くのにいくらか金掛かってるか考えたら
新聞社や企業とタイアップしないと駄目なの分かるじゃん
シェイクスピアもモーツァルトもミケランジェロも大作作るにはバトロンが必要だったし
そういうマネジメント能力はあったがええよなあ 職人が数ヶ月かかって仕上げる工芸作品なんか材料費の他にその間の生活費やらなんやら必要だし
大名からの支援が不可欠で明治になったら庇護を失い一気に廃れたのも無理ないね
スーパーカミオカンデでノーベル賞もらった人も国に莫大な金を出させたくさんの企業の協力を取り付けてこそで
マネジメント能力のすごさを称えられているし >>310
ルソンの糞壷が万金で取引されているのを見て
南蛮人がこいつら馬鹿なのか賢いのかワカリマセーンと言ったとか
そしてその万金茶壷がクソだと知ってサル激怒
しかし呂宋助左衛門はとっくにルソンに逃げ出していましたとさ
でもそれらはスンコロクで焼かれたもんでそ
壷だけでなく日用雑器にも名品が多くあり茶人も大いに好んだそうな
かの善十殿の汚い宋胡録は名碗軒蓑に変化したし >>300
人跡未踏じゃないやないかい!…とツッこんだら負けかな? 村上隆なんかは叩かれやすいけど、そのあたりのマネタイズの仕組みをいろいろ考えている印象がある ルソンの壺は100円ショップでズラッと並んだ中から出来の良いガラス細工や陶器を見つけてくるのに似てる
助左衛門が良さそうなのを見つくろって利休がその感性で特に出来の良いのを見出したのが橋立の茶壺なわけだし
幕末にビール瓶を南蛮徳利と称して高額で売りつけて回った商人に比べたら良心的 >>320
あー思い出した
昔々松田優作の物真似を原田さんに言われ無茶振りされたけど
本人はノリノリでやっちって、大うけしたんだがちょいと離れた所から
竹中っ!おまえナメてんのかこの野郎!!って握手された人が演じていたな
宗易殿が御館様に進呈した茶碗は朝鮮製で二束三文ですよと告げ口したら
たわけっ!と渡キックを食らっていたよ
その後その審美眼に褒美を与えていたと聞いて感服したんだけど
後年のすれ違いは最初からあったんじゃないのかね
利害の一致と政見の違い 時代によっては渡海してきた陶器ってだけでそれなりの価値は有りそうだけどな ルソン壺が便壺だというのはなんか落語的なノリがある
面白すぎるというかさ >>310
堺屋太一の『秀吉』でも家臣が小型のルソン壺を指して
「これに至っては尿瓶にござります」
秀吉「げえ」
というやり取りがあった。 左介がでっち上げた糞柿の由来なんかからすると
そういうの気にしてなさそうだが
徳川家にはガチでタン吐いたやつもいたし アチラ系のお人にとって糞尿臭はホンフェだったっけ?
高級食材の臭気ゆえ 心配ご無用!
思うにアチラ系は小便を壷にためてそれで顔を洗う習慣があるそうで・・・
うーん隣国なれどなんでそんなに違うのかね?
マジ不思議に思う 10年ほど前に羽田で瓶入り焼きくさやを購入して出張から帰宅
妹「なんでこんなもの買ってきたん?責任もって食べなさいよ」
とか言ってたのに俺が旅塵を払おうと風呂入ったら台所の方から
「ぐえっ!!」
なに好奇心に負けてんだw
そばにいた母は「鼻近づけちゃダメ!」と言ったそうだが2秒ほど遅かったらしい
ちなみに拙者もマヨネーズ付けて匂い消さないと食べきれんかった
味は確かによかったんだけどね >>329
くさやはな、そのものよりも素手で摘まんだ指がまた香ばしくてな >>328
ホンオフェはエイの発酵食品だからアンモニア臭はするだろ
北欧(アイスランドだっけ?)にもウバザメの発酵食品がある
半島が嫌いなのは同感だが何でもかんでも叩きに使うのは美しくない ホンオフェのアンモニア臭は、夏のキャンプ場のトイレの便器に張りついてるトイレットペーパーを口に含んだ感じと聞いた あっちに出張に行った時連れられてホンオフェを食べた事あるけど
口の中がスーっとしてピリピリきて何か薬品を口に含んじゃったみたいな…
酒は噛んで食べるような粒のあるドロドロのドブロクで口の中で臨界が起きてKOされた
くさやなんか京料理みたいなお上品なものだよ〜 >>334
くさやが京料理で上品とか
さすがにないわ ホンオフェってそう馬鹿にしたものじゃないんだけどね
塩が貴重品の地域で保存食をどうやって作るかの好例、とか
遠浅の砂浜でエイが良く穫れる地方の食物じゃないか、とか
酒の肴向きの食物だから昔の朝鮮は濁酒が沢山作られてたんじゃないかとか、色々考察できる
日本だと海から生きたまま京都まで輸送できる鱧の料理が異常発達した、みたいな 鱧はホヒョンが豊前時代でも食べ続けたおかげで
調理技術が発展してそれが京に逆輸入されたという >>331
ちょっちゅね公の語り口で脳内再生され申した >>340
骨董としての価値だな
磁器なんて単純な美しさは現代のモノにはかなわない >>340
秘宝に対して失礼とは思いつつ
つまらんわ
井戸の自然の営み故の美しさ
それに優るものはない
おっと、おいらもゲヒ殿に感化されてしまたかw それはゲヒが否定し通過したところだろ
既存の唐物の範疇だ 札幌中島公園散歩したら小堀遠州の八窓庵見つけた
大正期に北海道に移築されたそうだけど
師匠は南へ弟子は北へって感じか >>340
青磁はいいよねぇ。光の芸術だわ。
光の当て方次第で釉の光沢の質感は全然別物になるんよね。
「春の昼を障子一枚隔てたくらいの明るさ」が丁度いい、なんていう言い方もあるんだそう。
大阪の東洋陶磁美術館にはダクトで自然光を誘導して展示するコーナーあるんだけど、
自分はあれで青磁に興味持つようになったわ。 茶碗に関しては
利休(長次郎)より光悦の作品のが値段は上じゃないかな >>353
そいは暴論にごわす
利休黒を模した薩摩黒までも愚弄する気ならば
チェストを食らわせもんど 『チェスト食らわす』そげん言葉はぼっけもんには存在しもはんのだぜ…… >>354
薩摩の黒は言うならば太閤殿下の華やかな黒であって
私の求めた黒では全くございませぬ
一緒にしないで頂きとう >>350
美術館とかでこれイイ!と思ったときに館内ショップで同じような色合いのを見つけられたりするとすごく嬉しい。
当たり前だが割といい値段つくので二重にウギギ…ってなったりもするけどw 写しを専門に作ってる作家がいるのかミュージアムショップって良いもん置いてるね
でも織部の歪み茶碗なんかはいかにも歪ませましたって感じで良いのはなかなか… 館内の店とか、安っぽくテカテカしてる写しばかりで
あんまりいいのがない
デパートの陶磁器売り場に行ったほうがプロの作品に接せるからまだいいだろ 五島行ったときに楕円にゆがんだ五島焼の湯呑みを見っけて4年ほど愛用しとります
口が数mmほど欠けたけど使用継続中 五島美術館ではショップで友の会が作った写しを売ってるね 多少値ははるけど、贔屓の若手作家の器をできるだけ買うようにしてます。
仲良くなってから窯に招待してくれたり、リクエストで焼いてくれたりしてくれるので嬉しいです。 >>356
誤チェスト
食らったでごわす
ぬふぅ!
故郷忘じがたく候
は黒薩摩の物語にしてそうろう >>365
他の話と併せて読むと「差別から逃れて厚遇してくれる新天地に来たけどそれでも故郷の山河だけは忘れられない」という意味なので >>366
司馬小説の話は、厚遇されても故郷は忘れられなかった話で間違いないけど
とりあえず拐ってきたのも間違いないんだよなあ
島津の奴隷貿易は国内戦争ですらやってた位だしなあ 御成敗式目で「人攫いしたらアカン」とか
書かれてるのは草 ほう、流石はゲヒ殿スレ
人物がおりますな
薩摩には有楽サイの息子の墓もあるとか
戦には激しく和平には涙す
まっこと薩摩黒の中に心を感じますね とわずがたりにも「家に泊まったら下女にされたでござる」とか記述にあるからな そもそも古典なんて嫁さらい多すぎて笑えるレベルなんやけど 日本も昔は人さらいや強姦、夜這いや乱交なんて当たり前だったからなあ >>375
日本以外の全世界ほどじゃないがな
今も昔も同じだが 奴隷の供給先は本来、白人地域
黒人奴隷は本来、高級品だった(それほど多くはなかったということ) >>378
雑でもなかろ
今でも容易に判断できること 「人間は皆何かの奴隷だ」 byハゲ
名言だねぇ
家も土地もないリーマンが偉そうに肩書きぶら下げてさ・・・
おっと肩書きも官位もない貧乏人がすつれいすますた
数寄を楽しむため野草を摘んで天ぷらにしてみますた
蕗の董 ほろ苦さがなんとも言えない美味ですね 土地があったらあったで、余所に行きたくても行けなくなるが お知り合いの理科の先生がもう定年になったが
植物の素養があって異動先でタラの芽を摘んで喰ってたら
「えっソレ喰えるんかい!?」となってその地区に広まったそうな 昔知り合いがタラの芽とってきたからやるよと威張りくさって持ってきたが
ウルシの芽だったのでその場で頭引っぱたいたことがあるな 漆ってカロチノイドかなんか無かったっけ?
ハゼみたいに痒くなるやつ 漆のかぶれとその対処法については
中沢啓治作『いつか見た青い空』に詳しい。 山菜ってよく似た毒草があって道の駅で毒草混じりで売ってたなんて事もあるくらいで要注意だよ
山中で鍋囲んで死んでる一行が見つかって鍋を調べたらトリカブトが入ってたなんて事件も… ゴールデンウィークの陶器市が楽しみ
ここの御仁達には有田より唐津をお勧めする 有田にも唐津にも贔屓の作家さんができたから
今年も両方行って大散財する予定 家に帰ってふと冷静になって、浮かれて不相応な高価なもん買っちゃったよ
…などと後悔しつつしまい込むんだけど数年して開けてみるとお宝だなあとニンマリしちゃう 省庁の看板って初代大臣が担がれしゃしゃり出て書いたのがいくつかあるけど
一番変に見える文化庁の看板はれっきとした書道家が書いているという…
今の書道の善し悪しの基準なんて流派の様式に沿ってるかどうかだそうでそんなもん否定してこそへうげ 兼好法師の徒然草に
必要のない場で自分を大きく見せようとするのは見苦しいって書いてたなあ
そういう字も必要だが、場を選べって事で、どちらかというと織部の力みすぎた黒歴史と同じ匂いがしまする そういや歴代総理やら大臣のとされる書の画像見たことあるな
えらい達筆だったがあれは祐筆なんかね >>394
ベースは篆書だがかなり崩してるね
本来ならなるべく左右対称に横画は水平に縦画は垂直に書くし、始筆も篆書とは違う。
篆書は古来、秦が採用した書体の一つで勝手に使用することが許されなかった権威と格式のある文字だし
国家機関の看板に使うのであれば崩すべきではない。
のでへうげなのでは ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています