●旧約聖書によると、紀元前1000年、ユダヤの12部族を統一したダヴィデ王がイスラエルを建国。イスラエル(12部族)
はやがて、北王国(イスラエル。10部族)と南王国(ユダ王国。2部族)に分かれる。紀元前722年、ダヴィデ王の息子の
ソロモン王によって栄えた北王国が隣国アッシリアに滅ぼされ、10部族の行方が分からなくなった。アークもその時一緒に
消えた。アークは神輿と形が一緒の神宝で、イザヤが持ち出した。更に「一年半の道のりで(日本に)着いた」ともある。
イスラエルから日本まで直線距離で9000キロ。1万キロを500日で進むとしても1日20キロ進めばいい訳だから不可能
ではない。
●南王国はユダヤ民族の直系の祖のユダ族とベニヤミン族(とレビ族)から成る。レビ族はヤハウェに仕える祭司職であり、
領土が無く、各地に分散して暮らしていた為、普通は12部族の中には数えない。
●・一部はアフガニスタンに。パシュトゥーン人にはヨセフ族の末裔という部族がいる。10部族はメデイア(今のイラン)を
経由して東に逃れた。メデイアにはスキタイ人と同系のサカ族または月氏族が居住し、現在のアフガニスタンの一部を含む
ものとなった。
・一部は中国に。宋代まで開封にはユダヤ人の街が存在した。また中国の回族の内、かなりの部分が古代ユダヤ人の末裔
が改宗したものではないかという説がある。
・一部は日本に。(ヨセフ族の)エフライム族、ガド族、イッサカル族が移住したという説がある。
・一部はイギリスに。ダン族が移住したと言われている。
・ルベン族、シメオン族、ナフタリ族、アシェル族、ゼブルン族は不明。インドやミャンマーや朝鮮にもユダヤ人移住説がある。