作者は自分が好きな男を大人しい系の子にとられちゃった事があるんじゃないかな。

最初は理想的な女性としての西宮を作り出して、石田(自分が好きな男の投影)に奉仕されるようにしていたけど、
作者自身が西宮に感情移入できず、植野が作者の自己投影先になって石田にアプローチする。

石田の病室を占拠する植野が肯定されてしまうのは、植野が作者の分身だから。

「男はああいう弱くて可哀想な女が好きなんだ」と植野は思うけど、これは作者の意見なんだと思う。