恋愛って結局、物語だからね
恋愛力というのは自分の中の物語性を維持する力だとも言える
記憶の中にある断片情報を取捨選択、都合よく、時に捻じ曲げ、つなぎ合わせてストーリーに仕立て上げる力だ

それが個人的な問題との向きあい方、解決方法として否定されるべきものだとは言わないけれど
上書き保存で消去される情報、「無かったこと」にされてしまうことというのはやはりあるわけで
そういった恋愛という一種の力技、強引さが傍から見てて怖いものに映るということはあるよね

つまり何が言いたいかというと植野さんは一途な片思いというストーリーで過去をねじ伏せにかかっていたし
そんな植野さんにササクッテロは恋をしてしまったのだ