あの事件に関係なく、去年1巻から読み返した者として、所感を述べたい。

ここでは辛口批判されてるけど、和月は地力があると思った。
というのも、ジャンプのマンガっておおむねせわしないんだよ。
事件、急展開、意外性、の連続で、緩急の「緩」が乏しい。

「ホントは前菜から出したいのに、ジャンプだといきなりメインディッシュ」
と、車田正美もインタビューでボヤいていた。

京都編の後、何話か費やし、人斬りが徐々に日常へ回帰してゆく様子を丁寧に描いていた。
その余裕ある展開に感心した。

自分は北海道出身者なので、北海道編が描かれることを以前から待望していた。
何とか完結させてくれることを切に願う。