三原順 Part11
はみだしっ子
ルーとソロモン
ムーン・ライティング
Sons
等々
三原順の残した作品について語ろうか。(次スレは>>980踏んだ人が立ててくりゃれ)
【前スレ】
三原順 Part10
http://medaka.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1430993303/ グレアム・アンジー。サーニンは自身の投影
マックスは他者に望む姿の投影なのかなぁ >>271
マックス→ぼく負けなかったもん
小便ジョバー
アンジー→無言でプルプル小便ジョバー
大して変わらんなw >>273
グレアムはなんだかんだで薬中にはならないと思うな
アンジーはわからない
>>274
マックスのほうがアンジーよりずっと芯が強いでしょ
前転繰り返しながら、どんどん強度が上がって差が開く一方だね >>276
確かに2人ともあんまり他人に寄り添うタイプでは無いし
他者と向き合うタイプでも無いな
サーニンが一番友達や仲間を作らない性格だけど好きな人達に対しては誠実で
心から尽くすからあまり孤独には見えない
サーニンて流れ星銀の大輔みたいな少年だと思う この前久々に読み返したとき一番泣いたのが
サーニンがゴール手前で止まったシーンだったな ところでここの人は豪華画集は購入予定?
「三原順All Color Works」ね
昔買った出版物(チェリッシュギャラリーとか絵本とかも含めて)今も大事に保管して持ってるし、お値段結構するからどうしようか迷ってる
新規の絵は見込めない訳だしなぁ Lost & Foundの時も高いな〜と思ったけど、後になると買っといて良かったと思った
今度はどうかな、と迷ってるところ >>281
あっちは未収録漫画とか読めて損は無かったけどこっちはちょっとナー >>285は遠くからグレアムツリーを運んできたサーニンだな >>281
わたしは買い損ねてあ゛ー!orzだった口…
画集は食指が動かないや >>280
買う。
三原順は、まだ商業ベースにのる作家であることを示すために、断固、買う。 >>270
構想段階では完全にマックスさん主人公だったって聞いた事あるような気がする >>253
智恵子は妹でなく奥さんでしょ
シスコン…もとい妹思いな宮澤賢治の「永訣の朝」と「 レモン哀歌」がよく比較される
ちなみに「檸檬」は梶井基次郎 桜の木の下に死体が埋まってると言った人 そういえば、梶井基次郎の未完の断片に冬の嵐の晩、
遭難した船の乗組員を海女たちが救出するシーンがあって、
冷え切った男たちを海女たちが素肌で温めるんだけど、
男たちが荒れ狂う波にもまれながら岩にとりついていたため
みな爪がはがれていた、という描写があった。
海から引き揚げられたグレアムの手の様子を読んで
「これはあれだ、梶井だよなあ!」と一人喜んでいた。 「山の上に吹く風」の銀行強盗の台詞はやっぱ梶井基次郎だよね 昔、坂口安吾の原作を読まずに桜の森の満開の下での舞台を観に行って
てっきり死体が埋まってる系の話かと思ったら違っていた 295だけど、調子に乗って「これは、あれだ!」と思ったものをもう二つ。
・「残骸踏む音」のタイトルページは、ユージン・スミスの「楽園への歩み」から
イメージをもらってると思う。初めて「楽園〜」を見たとき、「おおおお、これは!」と、
ひそかに興奮した。
・ジェイムズ・ジョイス作、丸谷才一訳の絵本「ねこと悪魔」が、マックス達の劇の
原作だったこと。大昔、図書館で見つけてにやにやした。ちなみに、絵本の中のねこと
悪魔は、番外編「A]にも出演している。 ローズウォーターさんとかM.R.ジェイムスとか、探して読んだ思い出が レイモンド・カーバーの「ぼくの座っている場所」だっけかな?
思いっきりD.Dシリーズ( シリアスな方)連想した ディック・フランシスの「度胸」もリストに入れてー
「裏切者」にはかなりネタが入ってる
弛緩剤を染みこませた角砂糖、地下室で水ぶっかけられて凍死寸前(主人公が実際やられた)、
とどめに犯人の開き直りに対する「吐き気がする」 でもあの小さな割れた窓からバーガー医師にかかるように水をかけるって
バケツでもホースでも無理じゃね?と当時から思ったんだけど >>302
『裏切者』と言えば何年か前に競走馬がドーピング云々ってニュース見てそれをおもいだしたな〜
>>303
そこはグレアムですもの要領よくやったのさ >>304
伝染性貧血で殺処分される馬を密かに逃がすくだりは当時の人気馬テンポイントのルーツの話だな テンポイントと言えば、サーニンの出るレースの前に
骨折した馬のシーンがあって、まさにあの頃テンポイントが骨折したはず。 マルゼンスキーの方が好きだとは言ってたけど
サーニンがテンポイントのハチマキしてたのが印象に残ってる 復刊ドットコムの「かくれちゃったのだぁれだ」の説明、「ムーンライティングシリーズのD・Dの少年時代」となってるけど、これはXDayの方のD・Dのような。 伝貧逃れといえばむしろまんまクモワカでしょう
サイアーラインにテンポイントいるところがまたドラマティック あ、305はその意味で書いてるのか
御無礼後容赦を >>309
殺処分されるはずだったクモワカの子ワカクモのそのまた子供がテンポイント
天馬と言われたトウショウボーイと名勝負を何度も演じたが、その2頭が勝てなかったのがマルゼンスキー スレチですが三原さん気に入ってたみたい 2月から5月まで、明大の米澤記念館で、これまでの10年間にやってきた
展示会を振り返るイベントやってるって
ttps://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-ayumi.html
三原さんのやつも入ってるね 復刊運動やってて、元アシでもあった笹生那実さんの
「薔薇はシュラバで生まれる」読み終わった
三原順は登場ページ少ないけど、意外な情報もあって読み応えあったよ!
ほかの先生方のもよかった >>313
読んだ読んだ
三原さんの人物画がちゃんとはみだしっ子時代の三原絵になってるところが
さすが元アシというか…(美内さんのところもちゃんと美内絵になってたし)
しかしあの時代をリアルタイムで読んでた婆にはなつかしいなんてレベルじゃない
本だったな… 読んでないや
三原以外はそんなに興味ないけど面白いかな >>315
313です。
自分はほかの先生にも思い入れあるから何とも言えないけど、
三原さんが三原さんのマンガのキャラみたいでよかった。
笹生さん、同人誌では自分の絵に寄せて描いてるから、
今回はかなり丁寧に三原さんのペンタッチ再現してると思う。
スレチになるけど、マンガとしては美内すずえのいい意味での大阪のおばちゃん感が面白かった。 >>315
昭和時代の少女漫画(主にマーガレットあたり)をある程度読んでないと、いろいろキツいかも
笹生さん自体昔の少女漫画絵だし、いろんな漫画家さんの名前が説明なしに出てくるから、
名前見て「あ、この人○○を描いた人だ」とわかるくらいの基礎知識はあった方がいいと思う
特に美内さんは「ガラスの仮面」くらいは
三原さんについて描いてるのは10ページだけど、いろいろ濃い内容だったな >>316-317
315です
コメントありがとうございました
三原順以外の方々は1作読んだことがあるかないかくらいなので理解できないと思いますが、結局ポチりました >>313
が紹介してた笹生那実さんの本、重版決まったみたいね
私も読んだけど面白かったよ
少女漫画史上でも最も劇的な進化を遂げた時代って感じだし、三原先生のエピソードも楽しかった(量は少ないが)
あと豪華画集、予約はしてなかったんだけど発売日が近くなってきたらやっぱり欲しくなってamaz〇nでポチったわ
チェリッシュギャラリーもカレンダーもトランプも絵本もLPレコードも、ついでに花ゆめの付録なんかも
リアタイで買って大事に保管してあるから持ってるイラスト多いかもしれないけど
年賀状等の私信で使われたイラストなんかもあるみたいだし、あれこれ引っ張り出してこなくても好きな時にさっと見られるのもいい
製本も凝っていそうだから届くの楽しみ 画集の刊行記念にスパンアートギャラリーで原画展やるんだな
(3月20日〜4月7日)↓
https://span-art.com/exhibition/2020/202003_miharajun.html
あと今年も花束企画始まってるね
寄せられたメッセージの中からいくつかが、6月に札幌で開かれる「三原順の世界展」の図録か展示に掲載されるとの事 >>321
昨今のご時世だからどうなかぁ〜って検索(場所確認もあった)してみたらやってるようですね、今日から三連休だから行って来ようかな >>321
行こうと思ったんだけど…
コロナの騒動でダメだわ >>325
厳しいよね…
ちょうど開催期間中に上京する用事があったから、行けたらいいなくらいの気持ちはあったんだけど、
用事そのものがコロナの影響でなくなってしまった
ましてや関東圏がこんな状態じゃあな… 秋にもう一度やることになりましたね。秋で大丈夫か不安ですが、、 久々にこのスレを開いてそしてはみだしっこも読み返してみたけど
ジャックやパムだけでなくグレアムのおじさんもものすごくいい人だよね
妻の死がああいう経緯だったにもかかわらずグレアムに気をかけてくれてむしろ父親と離れての生活を支援してくれてたし
グレアムと同じくおせっかいなまでに面倒見いいしw
異例な生活を助けてくれたのはグレ父の異常さを理解していたからというのもあるのかな
でもってグレ父はあんな性格にもかかわらず優れたピアニストだったのだな まあ人格と才能は別物だからナー
それをごちゃ混ぜにする輩のなんと多い事か
でもJUNは知っています 情緒やイマジネーションには劣っていそうだけど
ものすごい超絶技巧の持ち主だったとか何等かのセンスはあったとかなんだろうか グレ父はピアノ至上主義だったんだろう
何よりもピアノを愛しており息子もピアニストにする為に欲しかった、みたいな
芸術家って割と人格的にはアレな人多いじゃん 人格的にはアレだけど感性豊かっていう芸術家はあるが
グレ父はまさにその感性が弱そうじゃん
でもそういう異常な人だからこそ出せた異様な魅力があったとかw 死ぬ間際までピアノを弾いていたグレパパは嫌いじゃない トリスタンでのグレアムが生き生きとしていて好き.
マスターやダナや常連メンバーもいい人達
なんか新選組(近藤)から離れて近代戦に目覚めて生き生きしだした土方歳三みたい 短編の「26回目の小旅行」がらみのレスかと思ったけどただの誤爆? はみだしっ子に出てくる音楽がサブスクで聞けるからあれこれ聞いてるけど
Someday never comesがのんびり呑気な感じのカントリーソングでなんかちょっと笑ってしまった xday読んだけどシーンが飛び飛びでまるでページが抜け落ちたみたいなんだけど昔の本だからそう感じるのかな?
同志いません? >>342の読んだ本が落丁&乱丁だったに1000カノッサ 具体的にどの場面とか例示してくれないと反応のしようがないナー なんか解決しました
飛び飛びに感じるのは著者の前の漫画見てないとわからない登場人物がいるからですね ああ、「Die Energie 5.2☆11.8」ね
自分はリアルタイムでそっちを先に読んでたから別に感じなかったが
そういう人もいるかもナー あほな質問で申し訳ないのだけど、
「僕がすわっている場所」で、D.Dがボスにテープを渡してからの流れがよくわからない…
リッキーが汚職のためのシステムの概要をテープに保存していて、
それをボスに渡すことでボスの方から警備会社と手を切ってもらい、
証拠のテープをもとに汚職システムの痕跡を消滅させて、
何事もなかったかのようにしたってこと? はみだしっこと初期の短編位しか読んだこと無かったんだけど
昨日図書館で初めて>>347を読んで何か色々と作者精神病んでないか?と思った
もうこれストーリー漫画と言うより挿し絵付きの作文みたいになってる
これを当時面白いと思ったリアルタイムの読者は本当にいたの? >>351
当時雑誌で読んだけれども作中に漂うあの緊迫感を全然理解したいと思わなかった
まさか後に福島原発事故と結び付けられた視点が生じるなんて夢にも思わなかった
原発による恩恵を受けながらリスクを見ようとせず曖昧にするという在り方そのものが
批判されているように感じてしまったからかもしれない
今はレイチェル・カーソンの「沈黙の春」へのオマージュと
印象強いルドルフの「自分は加害者でいい」は三原さんからのアンサーに思えていき
恩恵を受け、同時にリスクを頭の片隅に留め置く捉え方も有りかもと考えられるようになった >>351
漫画の形式としては文字が多いところはちょっと読みにくかったけど
映画みたいで面白かったよ 読み返して見たら確かに台詞多いね、言われるまで気づかなかった
「公益」の定義も 競合する他の価値観との調整も知った事じゃないんだよ!
あれなら楽しくて爽やかな気分になれると思うよ!
という台詞にいたく共感した、個人的にルドルフはまさに私の好みのタイプだった 作文というより人文書だね
文庫になってからの読者だけど、高校生くらいの頃に読みました
アホだったので、
「何か難しいことを真剣に語りかけてくれている」「いつか理解できるようになりたい」
と思っていて、福島原発事故があってやっとどういう話なのか理解できた
三原順に限らずだけど、
「難解だけどいつか理解できるようになりたい」という気持ちで読んでた作品けっこうあったし、
「わからないけど、つまらないとは思わなかった」という感じでした すみません、もしよかったら教えて下さい
三原順先生の作品だったと思うのです
父親が友人に自分の息子の事を悔やんで話していて
よくできた息子なんだけど心がない
他人に何かをして貰うのに慣れすぎて感謝心がない
大事なことだからずっと言って聞かせてるんだけど届かない
こんな感じの台詞がある作品をご存じないでしょうか 誰も答えないから別の作家さんなんじゃないかな
感謝心は三原順がもつ問題意識ともズレてるように思う 手元に本がないからハッキリしないし、356が言ってる場面にドンピシャじゃないんだけど、
セルフマーダーシリーズの心臓発作起こしながら階段登ってくヤツとかに、
そんな風な描写なかったっけか?
死期を悟った父が、冷徹な息子とこの世の愛とかを語り合いたかったんだけど、あえなく玉砕。
ってやつ。
いや。文字にしてみたら、356が言ってるのとは全然違うか。ごめん。 それは汚い手段で出世競争やってきた父親が病気をきっかけに人生を考え直して息子に金を残そうと自殺する話 週末から横浜で原画展ですね。ここの皆さんは行かれるんでしょうか? >>360
お茶の水で展示されたのと同じか別のなのかだよなぁ…でももし行くとしたら年明けかな 自転車で行ける距離なので行きます。
でも、都内とかだったら行かなかったかも。
新しく見つかった原画(小さなカットなど)も展示するとか、
「今までで最大規模かも」とかツイッターにはあるので、
内容は期待していますが、今の状況だと皆さん悩みますよね… >>363
コロナ云々より開催時期が悪すぎるこれからの時期はバタバタするのに 行ってきました。
他の原画展で観たものも多かったけど、
会場がゆとりのあるつくりなので、
ゆっくりじっくり観られてかなりよかったです。
ただ、マルイ自体はそれなりに混んでたから心配な人には勧められないかも。
平日だとまた違うとは思いますが。 先日観に行きましたが、利用済のスクリーントーンや筆記用具の展示に圧倒されました。
キャラクターの形に切り抜かれたトーンの残部が今しがた使ったかのように生々しくて、
変な言い方かもしれませんが本当に人の手で丁寧に製作されていた原稿だったんだなあと。 >>366
そういうのも展示されてるんだ時間作って行ってくるか 短編の「26回目の小旅行」がらみのレスかと思ったけどただの誤爆? あれ、だいぶ前の書き込みが二重レスになってるすいません! 恩師からもらったアメリカ憲法の本を読み返していたら
昔の連邦最高裁判所の裁判官にフランクファーターという人がいるんだね
表現の自由を巡る違憲審査基準の流れも作った人だから
アメリカの法律書にはこの人をフランクファーターを対象としたものもある あいわなびーふりーらいくざぶるーおーたー
とか歌ってた中学生時代
はみだしっ子とっくに完結してから知った世代だけど本当に影響受けたなあ
最初はグレアムアンジーマックス
大人になって読み返すとサーニンが一番好き