三原順 Part11
はみだしっ子
ルーとソロモン
ムーン・ライティング
Sons
等々
三原順の残した作品について語ろうか。(次スレは>>980踏んだ人が立ててくりゃれ)
【前スレ】
三原順 Part10
http://medaka.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1430993303/ いや、それで通るのかな?と思って
ジャックが協力してくれれば可能だろうけど
何も話さずに、納得して騙されてくれるかな〜 ジャックはそういう人じゃないでしょ
それが通ると思って言ったのならグレアム間抜けすぎる 明るみになった場合は銃と遺体の行方が問題になる
ミス・フェルブラウンも言っていたが当時の小さなグレアムにそこまでの処理ができるなんて誰も思わない
シドニーとアルフィーはどうなるんだろうか…と初めて読んだ時から気になっていた その辺りはグレアムですら正確に把握してるのかどうか
グレアムが知ってるのはマックスが撃ったとこまでで
その後のことは何年も後に聞かされただけだよな
アンジーが銃を持ってることすら知らなかったし >>197
アルフィーは死んだから、アンジーが拳銃の事を黙ってれば、物証と証言は無くなるのか アルフィーとシドニーって結局何者だったのかよく分からない
ギャング? グレアム自身、自分が殺したと言ったとしてそれがジャックに通用するとは思ってないだろうとは思う
でもアルフィーの死がきっかけになったのを見ても、無理だろうが何だろうがそれで押し通すつもりなんじゃないかな
少なくともマックスには気づかせないよう全力を尽くす決意はしてるだろう
グレアムが殺したのでなければ誰が、となった場合当時グレアムより年下だった他3人よりも
大人のアルフィーに疑いの目を向けるのが一番自然だろうし あの殺人の告白は、グレアム自身が死を選ぼうとする位心身ともにドン底に落ち込んでどこにも行けない状態の中行われたもの
冷静に理詰めで考え、上手く行くだろうという目論見があって実行した訳ではないんじゃないか
どちらかといえば追い込まれた結果のやむにやまれぬ心情の捌け口的な感じで出てきた告白では
つまりジャックがグレアムの自白に疑いの目を向けるだろうことは(推察できなくはないけど)二の次というか考える気力がなかった
とりあえずグレアムじゃない別の人間が犯人では?と疑われてもシラを切り通すし
本格的に調べられる事になっても状況から言って疑いの目はアルフィーに向くだろうし
彼は亡くなっているので調べようがないだろう、くらいに考えての事かなと
ただ、マックスが拳銃を撃った時の弾かれたような感触を覚えてて、あれは夢だと思ってたけどそういう事だったのか!と
気づいてしまう可能性もない訳じゃないので、ほじくり返すのはどうなんだと読んだ当時も思ったなぁ… グレアムが命がけで守りたい相手がアルフィーなんて誰が納得するんだ >>201
ギャング組織とかだったらあっさり「始末」しておしまいだろうから、もうちょっと複雑な事情なんだろうな
昔のマンガでよくあった、総資産がどっかの国家予算並みな××財閥とか○○コンツェルンとか、
そんな組織の中で戦国時代のお家騒動みたいな、血縁やら経済事情が絡んだめんどくさい状況になってるとか
経済もののミステリ小説とかでは結構見る設定だけど、だいたい本文読んでも状況がよくわからないw
いわゆる「この物語の中で語るには、あまりにも長すぎる」ってやつかと アンジーって、雪山の現場には居なかった事になってるんだよね 同じ「アンジー」って名前の女の子がいて、その子は離脱組で雪崩に巻き込まれちゃったからね…
で、マックスの証言が曖昧で、「アンジーという名前の人物は2人いた」ってとこが伝わらなかったから >>204
>>203だけどもしかして自分に言ってる?
命がけで守りたい相手がアルフィーなんて言ってないが
ただ事件が明るみに出ると迷惑をかける事になるのは気にしてただろうなって事を言っただけ
グレアム達と違って事件当時成人なんだし殺人の罪を着せられる可能性大でしょ
かと言ってアルフィーが言い逃れの為にマックスのこと言える性格だと思う?
>>208
そうだね
救助を求めて先に一人で山を下りたサーニンが説明したら、アンジーは女の子一人だけと
勘違いされて伝わった 雪山の犯罪は、
グレアムとアンジーにとっては、ギィ・サリバン射殺事件なの。隠蔽に協力したシドニーとアルフィーにとっても。
でも、世の中というか警察にとっては、歌手・シャーリー刺殺事件です。ギィ・サリバンは重要容疑者で失踪中。まあ雪山だから死亡したかもしれないけど遺体は確認できていない。
しかしサリバンだけが怪しいのかと言えばそうではなく、雪崩で死亡したグループの女性がシャーリーのヘロインの入ったバッグを所持していたので、背後関係が調査されている…
これはまだ捜査中の未解決事件。
フェル・ブラウンも、シャーリーを殺害したのは兄ではないかと疑っていますね。
ジャックに渡されている調査書も同じでしょう。
アンジーには偽のアリバイがあり、雪山にいない。
グレアムとマックスのいた場所はシャーリーの遺体とは別の場所。サーニンについては聞き取りが十分ではないが…だからシャーリー殺人事件とは直接の関わりは認められないが、何か妙ではあるというのが、ジャックの認識だったのでは。
でもシャーリー殺人事件の捜査で、マックスの付き添いなだけでなく、アルフィー自身も聞き取りを受けているはずで、その彼がキナ臭い事故死をしたら警察は雪山で生き残った子どもたちをたどり、クレイマー家に接近するのでは。
私は三原さんは、いろいろ仕込んでおいたな、と思っています。
でも 捜査は続行するとアルフィーに宣言した刑事
4年経ってクレーマー家にたどり着けてない時点で無能すぎる >>211
たどり着けてないかどうかはわからないよね。
クレイマー家のベルを押すには、それ相応の何かが起こらないといけないわけで。
最後になってアルフィーの事故死が報道されていること、雪山の事件は別の角度から捜査されているものだということは、たまたまそうなっているのではなく、三原さんが仕込んでおいたことだと思っています。 グレアムが正気に戻ってるってだけで事情聴取する理由になる うん
三原さんの仕込みは凄いと思う
安易なハッピーエンドにしなかったところも その後の作品をエスキースだとは思わないんです。
それぞれに素晴らしい。
ただ三原さんは、消化できるまでその素材を徹底的に噛むと思う。
DDのシリーズでは企業犯罪と復讐をよく扱っていましたよね。シドニーが何をしようとしていたか、それを少女向けに描く方法を掴めたのではないか。
遺作のビリー・ジョディは、無垢なもの、幼きものがそれと知らずに犯した罪を受け入れられるのか、自己の倫理観や社会との折り合いをどうつけるのか、という、はみだしっこのテーマを、真正面から描いていますよね。
それらの経験を経て、はみだしっこの続編を描ききる心境になっていたのでは、と思っているんです。 でもグレアムは助けられた時に肋骨を折って動けなかったし拳銃は持っていなかったし
グレアムではないと気付くんじゃないの
拳銃を隠した可能性があるのは記録に残っていないアンジーしかいない訳だから
あとアンジーがグレアムに向けてぶっぱなした時に絶対にアンジーの身体からは
硝煙の臭いがかなり強烈に染み付いていた筈だから傍に寄ったロナルドが気付かない筈が無い あなたが死んだら真実を探ると言われてスゴスゴ引き下がるグレアム
誰かを庇ってるなんてフェルブラウンだってあっさり見抜ける
グレアムが必死であればあるほどバレバレなんだよ 自殺して全てを終わらせるつもりだったのが、それさえも潰えてしまった直後だからね
誰かを庇ってる事なんてバレバレだけど、それでも告白せずにいられない程グレアムは心身ともに追い込まれてたのでしょ
彼らは自らはみだした「はみだしっ子」であってはみだされっ子ではなかったのが、ついにグレアムもジャックの庇護の元に
自身の行く末を委ねるのを良しとした、運命共同体となる事=家族になる事を選んだと読んでたんだけども
だからこそ今後どうなるの!?となる終わり方だったよね… グレアムが真実の告白(「僕ら」の犯罪について)をするとして…それは読者の私たちが知っていることとイコールですよね。
グレアム、ジャック、アンジー、三人が知っていることを付き合わせると、互いに驚愕する部分があるのではないか。
アンジーはジャックはもちろん、グレアムにも伝えていないことが結構あるのでは。シドニーと一緒に過ごしていたのはアンジー。 グレアムが知ってることってマックスが撃ったってことだけだなあ
実は真実を告白できるほど真実を知らないという 山の上に吹く風は、ラストのアンジーのセリフ好きだなあ
グレアムも雪山で身体がしっかりしてて、自分で決められてたら、
もっと違ってたのかな >>223
少なくとも、マックスがギィを死なせることにはなってなかった……かな
そうなる前に、4人であの場から逃げた可能性もあるかも
その場合、シドニー・アルフィーとも接触しないしサーニンがエルと出会うこともなかったし、
雪山以降の話がまるっきり変わってしまったろうけど ギィも本気で10歳のグレアムを絞め殺す気は無かったと思うけどな
興奮してはいたけど 大の大人がガキの首掴んだんだぜ
緊急避難で正当防衛が認められても可笑しかないと思う >>224
いや、シドニーとアルフィーは時期を見て接触するつもりで、アルフィーは同じバスに乗り込んだのだから。
あの事故がなければないで、山頂のロッジでアルフィーは偶然を装って声をかけてきたと思う。そしてスキーの手ほどきなどしていたのでは。 グレアムとアンジーが、シドニーの片腕になる未来もあったかも
その場合、ジャックとは巡り合わないのか〜 >>229
アンジーはすでにシドニーのために何かしたのでは。
雪山のあと、グレアムはエイダが車に乗せて去り、それを見届けたアンジーはシドニーの車に。
で、2年間、シドニーのもとにいたとかんがえられますから、その間にシドニーのために何らかの働きをしていてもおかしくない。 雪山の後アンジーがどうしてたかほとんど描かれてないね
三原さんってアンジーというキャラにあんまり興味無いんだろうなあって
昔からなんとなく思ってた アレはあえて謎にしてるんじゃないか?読者に想像(妄想)の余地を残すために 雪山の後は、サーニンとマックスを探してたんだと思ってたよ
あと、アンジー自身がダメージから立ち直るのにも数ヵ月は掛かったかと 奴らが消えた夜を見たら、マックスの情報絞り込むのに1年半使ったって言ってるね
フー姉さまの家で葡萄食べながらだから、これは次の年の秋のお話なのかな アンジーはたいへん魅力的なキャラクターで人気もあり、興味がないということはありえないと思います。
ただ雪山事件のミステリーと、シドニーとアルフィーの計画(私はアンジーが協力者だと思いますが)は、絡み合い、かつ壮大すぎますよね。
なので、とりあえずグレアムの問題に絞って収束させ、スピンアウトか時間をおいて続編としてまた描く…私が編集だったらそうすすめるのではないかと思いました。そうなっていないけれども。
でも雪山のミステリーと、シドニーとアルフィーの物語と、シドニーとアンジーのやりとりは、読み返してみると、描ききれなかったけれど、三原さんにとって重要な仕込みだったのではという気がします。 雪山でシドニーが「来いよ」と言った時のアンジーの答えが
雑誌では無気力な顔で「つれて行って」だったのに
コミックではしかめっ面で「あんたの好きなようにしなよ!」に変わってるんだよなあ
「つれて行って」の方が好きだったわ >>231
つれて行っての扱い酷いもんね
道化を演じて一人悶々
リッチーに襲われてガクブル
裁判で晒し者
グレアムにボコボコ
一人メソメソ みんなアンジーには平気でひどい仕打ちするんだよな
正直グレアムよりも誰よりも他の3人に尽くしてると思うんだけどねw サドに見えて実はマゾなのがアンジー
マゾに見えて実はサドなのがグレアム そういや整理整頓教室のオチでJUNが言ってたっけ
この作品はアンジーに対するサド教室ではありませんとか何とか タロットのfoolカードだって、アンジー自分で
言ってるしw いやサーニンも顔出さない回とかあったしマックスもデコデコ言われてるし
みんな普通にお互い平気でひどいことしてないか うーん、アンジーへの仕打ちって、そういう次元の話じゃ無いんだよなあ 裏切者を読んで4人の中で一番冷たいのがグレアムだと思ったわ
真冬に地下室に拉致した医師に冷水浴びせてしれっと凍死するのがお嫌だったみたいとか
罪悪感なんて感じないと言い放ったり12歳のガキの言動じゃないわ
親父のDVで頭のネジがぶっ壊れたか そうか?バーガー医師やミセス・シグナンはヘイト稼いでたから「ざまあ」としか思わん >>247
ミスターシグナンって、一応弁護士ではあるけど、
亡くなった娘さんが…と訪問するのって、あれはきわどい営業では?かなら駄目な弁護士ではないかと思ったんだけど。 グレアムはアンジーがどんな思いで銃を持ち続けていたかなんて考えもしてなさそう 僕の前に道はない
だから僕は何処へでも行けるさ
僕の後に道はある
だから僕は何処へも行けない 高村光太郎っててっきり妹思いなのかと思っていたら
史実では妹の見舞いには行かず愛人と遊びまくっていたと聞いて
自分の中で檸檬の評価がガタ落ちした 檸檬って、智恵子夫人が対象かと思ってた
同じく石川啄木に激しく失望した記憶が蘇るw >>253
いったい何の話をしているのか。
おかしい。 いったい何故みんなこんな馬鹿げた話を続けているの。 来年出版予定の画集「三原順All Color Works」の告知用のツイ垢があるんだけど
そこで元担当編集達が語るいろんなエピソードが載ってて
>ある時、三原さんに「私ははみだしっ子4人のうちの誰に見えますか?」と聞かれたので
>「表立ってはグレアムだけれど、アンジーでしょ」と答えたら正解でした。
>アンジーに最も近く、そして「サーニンになりたいんですよ」と話してくれました。(3代目担当U・Sさん)
というのがあった
うんうん納得いくわぁと思ったよ
アンジーの扱いがひどいのはご自分が最も投影された分身のようなキャラだからという
気安さもあるのかも だから>>231が言うようにアンジーに興味がない、という訳じゃないと思うんだ
もちろん気安さだけじゃなくて、照れとか自虐とか、それら全てひっくるめた複雑な思いというか
そういうのがあって、あまり良い扱いしてあげられなかったのではという気がする ビッコで3人の足を引っ張る
不貞腐れて3人の足を引っ張る
サーニンの一人立ちの邪魔しかしない
リッチーにボコボコ
グレアムにボコボコ
小便漏らしながら悔し涙 自分はアンジーでサーニンになりたくて
でも一番描きたかったのはグレアムってとこか
マックス・・・ >>259
養子に行った1977年の時点で13歳だったから1964年生まれかな?
それなら55歳位だ ありがとう
そっか、55歳か〜
いろいろ乗り越えて、穏やかに暮らせてるといいな グレアム要素がなければグレアムというキャラは
描けないと思うので
グレアム崩れのアンジー寄りって感じなのかな
サーニンになりたいっていうのはそうだろうと思う
グレアムがなりたかったのもサーニンやジャックだから レトロ少女漫画実況の人がマックスは一人で完結しちゃってる感じみたいなこと
書いてたような
イノセント、癒しの記号みたいなとこもあるしな 作者の理想の容姿がアンジーで、理想の性格がサーニンで
内面がマックスを内包したグレアムなんだろうと思ってる
作者&作品から一番遠くにいるのがマックス
連載前の読みきりだとマックス視点の回想で結構冷たく突き放して仲間を見ている感じだった 読者側だって、グレアムやアンジーに共感したりサーニンに憧れたりはするけれど
マックスはまさに自分そのものだって思う人も
ぜひマックスみたいになりたいって思う人もいそうもないだろうしね
いろいろ事件を起こしてくれる便利キャラ及び愛玩物 グレアム・アンジー。サーニンは自身の投影
マックスは他者に望む姿の投影なのかなぁ >>271
マックス→ぼく負けなかったもん
小便ジョバー
アンジー→無言でプルプル小便ジョバー
大して変わらんなw >>273
グレアムはなんだかんだで薬中にはならないと思うな
アンジーはわからない
>>274
マックスのほうがアンジーよりずっと芯が強いでしょ
前転繰り返しながら、どんどん強度が上がって差が開く一方だね >>276
確かに2人ともあんまり他人に寄り添うタイプでは無いし
他者と向き合うタイプでも無いな
サーニンが一番友達や仲間を作らない性格だけど好きな人達に対しては誠実で
心から尽くすからあまり孤独には見えない
サーニンて流れ星銀の大輔みたいな少年だと思う この前久々に読み返したとき一番泣いたのが
サーニンがゴール手前で止まったシーンだったな ところでここの人は豪華画集は購入予定?
「三原順All Color Works」ね
昔買った出版物(チェリッシュギャラリーとか絵本とかも含めて)今も大事に保管して持ってるし、お値段結構するからどうしようか迷ってる
新規の絵は見込めない訳だしなぁ Lost & Foundの時も高いな〜と思ったけど、後になると買っといて良かったと思った
今度はどうかな、と迷ってるところ >>281
あっちは未収録漫画とか読めて損は無かったけどこっちはちょっとナー >>285は遠くからグレアムツリーを運んできたサーニンだな >>281
わたしは買い損ねてあ゛ー!orzだった口…
画集は食指が動かないや >>280
買う。
三原順は、まだ商業ベースにのる作家であることを示すために、断固、買う。 >>270
構想段階では完全にマックスさん主人公だったって聞いた事あるような気がする >>253
智恵子は妹でなく奥さんでしょ
シスコン…もとい妹思いな宮澤賢治の「永訣の朝」と「 レモン哀歌」がよく比較される
ちなみに「檸檬」は梶井基次郎 桜の木の下に死体が埋まってると言った人