>>886
例えば山辺なんかだと生前は噂を気に病んで自罰的な傾向があったので死後の讃良に対する
主張には全体的に違和感があるんですよね…安易に讃良に責任と原因を求める性格ではないというか。
大津に関しても生前はきっぱりと讃良に対する自身の認識の甘さや敗北を認めていましたよね

川島については他者に責任転嫁したり僻みがちな傾向もありましたけど、生前だと讃良でなく
草壁や大津に悪意が向かっていたように読めましたので死後に讃良に愚痴るのはなんか違う
のではないかなと思います

紀ィの場合だと死の直前における意識は「せめて弓削に愛してると言ってもらいたい
本心から死にたいと思っていたわけではない」みたいな流れであって、死後に讃良の枕元に立って
「讃良天皇があんな沙汰を下したから自分は精神的に追い詰められて死を選んだんだ」と讃良に
責任転嫁するような性格に変貌するのがちょっと予想外に思えてしまうんです