折口信夫の『死者の書』とコミカライズ版死者の書では死後の二上山に眠る大津が山辺と粟津の
ことを思い出して「かわいそうな妻よ、哀れな息子よ」と言及するにはするんだが、その直後に
「だがそんなことはおれにとってなんでもない」からの「ああ耳面刀自、どうかおれの名を後の世に
残す子どもを産んでくれ」だからお前もっぺん死んでこいよって思った。