【なまけものに】水木しげる その27【なりなさい】 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>180
>戦後すぐからしばらくは漫画はみんな手塚治虫の真似ばっかりだった
いくらなんでもこの漫画観はねーだろw 戦後のストーリーマンガは全部手塚の模倣。
(「戦後しばらく」じゃなくて)
一昔前まではそういうマンガ史がまかり通っていた。 あの白土三平だって初期には手塚のロストワールドだかを参考にしたと言ってたもんなー 戦後の漫画家で直接的間接的に手塚の影響下にないやつなんておらんだろ。
手塚の前って田河水泡とかだぞ。 のらくろはのらくろでああいう一人(匹)の主人公で描いていくストーリー性ある長編漫画は画期的だったらしいが >>175
ベアードの一件とかは擁護できないと思うけどバックスバニーとかは当時の状況を考えるに批判することではないよな バックベアードは「拝借したのが現代アート」で
「知った作者が実際に苦言を呈している」のがね… 別にいいじゃん
名も知らぬパクられ元の方のオリジナル作品より
パクリ側の方のテンテイ作品の方がクォリティ高いし凄い 俺は清濁あわせ飲んでテンテイが好きだからな
テンテイの人柄もテンテイの作品も大好きだ
パクリはそりゃ良くない事だし悪い事だけどそれでも許せてしまう
世界中の人間が水木しげるをパクリ野郎と罵っても俺だけは庇う >>192
>>191みたいな典型的な煽りに乗っちゃダメ 別に煽ってる訳じゃないんだがなあ
その作家や作品を好きかどうかでパクリを許すかどうかは変わるだろ
お前らだって、スラムダンクやジョジョのパクリは許しただろ?俺も許した
でも、ちはやふるの末次は許してないw
あいつが色んな賞を受賞して周りに認められだした今も、
俺はあいつの事をパクリ作家のくせにと見下してるわ 好きな作家のパクりはかなり凹むよ。打撃大きい
それで嫌いにはならないけどその作家に対する印象の中に消しようのない染みとしていつまでも残る
でも水木しげるはあまりにもそんなんばっかな上に自分で描いてる作品も少ないんで捉え方が変わってきた
単純な一言で言えば総合的なコラージュの天才なんだな、と とは言えバックスバニーの件は新たな衝撃だったなぁ
キャラを拝借しただけならよくあることやねってとこだけど
コマごとに構図も背景も引き写しレベルとはね
作家のプライド自体、顧みる必要などない浮き世の些末な事だったんだろか >>196は繊細なんだな
テンテイのパクリは、今の他作家達のパクリとは質や意味が違う
それほどショックを受けなくてもいいよ
水木しげるは戦争を生き抜いて来た人だぜ?貧乏も体験してる人だ
食う為、生きる為のパクリだった
著作権やパクリに対して寛容な時代でもあった
俺はテンテイや、テンテイと同じ時代に活躍した作家のパクリを責める気にはならないし、
パクリ発覚してもそれほどショックじゃない >>197
作家としてのプライドなんて、テンテイには無かったかもな
プライドじゃメシは食えないし、ある意味パクったもん勝ちみたいなさ
締め切りに終われてて仕方なくパクったのか、
おっこれいいじゃんとノリノリでパクったのかはわからないが、
テンテイにとってはパクリパクラレなんて屁ほども思わんことだったかもしれない >>195
お前が許すかじゃなくてパクられた側が許すかだと思うよ(^_^)
クソみたいなお前が「許す」とか言っても「え?お前誰?」て話だよ。わかるかな?(^_^) アレクサンドル・デュマが盗作で訴えられて
「確かに盗作したが私の方が面白い」と言ったという話思い出した しげるが人間のクズってのはファンなら周知の事実だろ
それは置いといて一部の漫画は面白いって事だから >>203
それは筒井康隆が『乱調文学辞典』という、辞典のパロディ作品で書いたネタ
にも関わらず、唐沢俊一という盗作やガセばかりのライターが、
本当にデュマが発言したと広めた >>205
俺もあやうく信じるところだった
日本人がもっと本を読んでた時代なら、それは悪ふざけの冗談ということが自明として分かったんだろうけどね 一度、盗作やガセが広まると
それを訂正するのって凄い労力がいるのよね >>208
盗作(パクリ)したにも関わらず、
それをオリジナルかのように広めるってこと >>208
例えば先の唐沢俊一の「デュマ」のガセエピソードも
筒井康隆のパロディネタ(それに派生したネットのネタ)なのに、それを検証もせずに、さも自分が文献から見つけた事実かのごとく書籍で広めたのよ >>210
それはガセの話であって盗作の話ではないのでは・・・ 昔の雑誌でバリの聖獣バロンをアドバラナにして中国の妖怪って書いてたよね?
原住民から直接聞いた妖怪なんだから出身地くらい覚えとこうよと思った
ついでに当時バロンってマイナーだったの? >>212
バロンは70年代か80年代頃に高階良子って漫画家が
造形もストーリーもきちんと原典に添った形でネタにしてた
タイトルが「死を踊るランダ」なんでランダのほうがメインだったけど
その漫画以外はメガテンの神獣くらいしか知らん 水木しげるの歴史物の『ヒトラー』とかでも写真資料の模写とかやってるから
本人としてはそういうノリのつもりだったのだろうか >>215
全く違うと思う
単にたまたま目についた資料や写真、画像が面白そうだから使っただけ 相方のランダをラングスイル(ランスブィル)の顔にテキトーに使ってるあたりからしても
残念ながらそういうことでしょうw 佐藤史生がハヌマンを探してというバリ島旅行エッセイ漫画でなんかバリの神像や演劇について描いていた
それでバリネタでなんか作品描いたのかと思ってたが別になかったよーだ
(私が知らないだけかもしれない)
高階良子の死を踊るランダは秋田書店プリンセスコミックス(か文庫)の
「ナーギの塔」という80年代伝奇ファンタジー短編集に入っている
高階は70年代から伝奇8ファンタジー描き続けて今に至ってる稀有な少女漫画家 例えば、イギリス人作家が日本の天狗面の画像を、“ケニアの悪魔「サバンナ」”と紹介する
太陽の塔を模写してアメリカ人作家が“インドの精霊「ダーキニー」”としてキャラクターにし、
しかも完全にコミックやアニメキャラのデザインとして確立した
それを日本人が見たとき、またはケニア人、インド人が見たときはどう感じるか……
水木しげる先生の功績の一つに、「姿無き怪異に姿を与えたことで、妖怪のイメージを確固たるものにした」があるが
その半面に罪過としては「姿のモデルにされたものの本来の意義を喪失させた」というところもあるのよね 昔のラヴクラフトとかでも怪奇ものってそこら中の神話民話から
いろいろ引っ張ってきて脚色するの普通だったから
どっちかつーとそんな感覚では >>222
記憶にないけど、題字だけで水木してない? 妖怪の出身地も間違って描いてるのあるよね
バシリスクがチリの妖怪って紹介されてたり
それとも南米にもバシリスクの伝承あるの? アイデアを流用なんてのは古来ありふれていて、言われてみると類似点が分かるってのは単純なパクリとは違う。
シェークスピアとかゲーテとかのパクリなんてのはありふれていて、知らないからオリジナルだと思ってるだけなんてことも珍しくもない。
まあ、マンガだとビジュアルだから「一見」して気付きやすいけどね。 >>225
伝承は知らないけど、水面を走ることができる「バシリスク」というトカゲがいる >>226
なんでそこで筒井批判になるんだよ。筒井が冗談で書いたことが唐沢に広められたって話に筒井が海外作品をパクってることは関係ないじゃん 単発で出ていたときは気にならなかったが、
全集で読むと同じ話の繰り返しで読む気がやや失せる
それと「ゲゲゲの楽園だった」はまさか「昭和史」と被る箇所も掲載するのだろうか 全集はなあ
マニアのコレクション的意味合いも強いし
初期作品以外はたいてー読んでたりするし・・・・・ まさか掲載するのだろうか、ってお前
掲載被りが嫌なら買うなよ
誰も購入強制してねーよ きちんとした全集出るだけありがたいよ。
他の作家なんか、未収録多数の「全集」がでりゃいい方で、
オンデマンドのみとか、ギネス申請目的だからかセット販売しかなくおいそれと手が出ないとか、
全集なのに全巻購入特典が「全集未収録作品」の冊子だとか、
そもそも全集なんて出ないとか。
そんなんばっか。 手塚治虫全集も、全集と言いつつ未収録あるからな
ちまちまと補完して行ってるが、未だに完全収録は出来てない 海外作品の「約束」だったかな
なんで中途みたいな終わらせ方なんだ?しかも最終コマの適当なとに「完」なんか入れてるし
結局そのあとどうなったんだよ! 赤塚不二夫全集は酷かった。未収録が異常に多いし作品データも間違いばかりだし。
藤子F全集と水木全集は編集者の愛を感じる 今年も8〜10月でkindle版出るのかな?
どっかに情報ない? >>240
赤塚作品は、赤塚プロでさえ存在を把握できていない作品がかなり多いらしいよ。主に書き下ろし系。
石森はファンのことなんかなんも考えていない刊行の仕方だった。
藤子Aも、Aランドしかないけど出ただけましかな。
ちばてつやも近作は無視されてる。
手塚も中途半端な全集しかないのが残念。
でもみんな、出てるだけマシ。
楳図や横山光輝、永井豪。全集出て欲しい。
水木しげる全集までとはいかないまでも、こだわりを持って出て欲しい。 作者が生きてる間に全集企画携わってほしいよな
亡くなってからだと何かしら問題おきた時に大変そう >>242
その人たちも、バリバリの現役だった昭和30〜40年代には、全集なんて頭の片隅にもなかっただろうね 日本は元々コンテンツの保存に対して意識が低いからねえ
昔の日本映画も日本より海外の方が残っているという だって水木しげるの場合は、昔から恐ろしく熱心なファンがいて、
貸本時代の稀少な作品も丹念に集めていて、そういう蓄積の上に立っての大全集刊行なわけでしょ。
詳しいことは『妖怪と歩く』という本に載ってるが、あそこまで熱烈なファンというのも滅多にいないし、
世に出ている「全集」のほとんどが名ばかりの全集なのも無理ないと思ったな。 そこで語られてる熱烈なファンって前週には関わってないんじゃなかったっけ? 直接は関東水木会の人たちが関わってるとのことだけど
勿論故伊藤さんはじめ様々な人が時間をかけて
調べ上げ、整理してきての今と考えれば
大いなる土壌にはなってるんでない。 まんだらけ古河なんぞも水木系だからね
古物集まりやすいんでないの(てきとー あかん
やっぱり新編ゲゲゲの鬼太郎は、人物の絵柄やデッサンの狂いが気持ち悪くてしっかりと読めない
つげ先生の美少女は水木漫画とマッチして良かったな すみだ水族館内の「クラゲ万華鏡トンネル」に、水木の描いた水の妖怪たちが登場♪
夏の暑さもふきとばす!
背筋が凍る初のコラボレーション
「水木しげるXすみだ水族館 水の妖怪トンネル」
7月15日(土)〜9月10日(日)まで >>225
昭和51年に出版された「妖怪魔神精霊の世界」に南米のバシリスコの記述がある
南米の妖怪に欧州系が多いこともちゃんと書いてある
水木しげるは刊行された書籍の妖怪関係の記述はすぐに自著に取り込むからね
そのため他人の創作妖怪まで混ざってしまったりもする ちなみに昭和48年の佐藤有文の世界妖怪図鑑ではアフリカの怪鳥として紹介してある
今では有名なバシリスクも当時はせいぜいここに記された大雑把な説明くらいしか日本語情報はなかった
もしかしたら澁澤龍彦あたりは詳細に記述してるかもしれんが >>257
ボルヘスの幻獣事典に出てるんでないの
70年代には邦訳が出てる >>258
おっと、忘れてた
昭和49年発行で世界妖怪図鑑の後だけど確かにバシリスク載ってます サンコミックス全12巻版の鬼太郎について
カバー表紙が鬼太郎作品と関係ないのが4冊(3・4・5・10巻)あり、
そのうち 5巻は悪魔くんの油絵妖怪、10巻はのんのんばあ「天かける舟」でした
3巻は眉毛と口ひげの長い目玉のギョロッとした妖怪風の人物、
4巻は初期のべとべとさんみたいですが3つ目で胴があります
3・4巻の表紙の元作品をご存知の方がおられましたら教えてください >>263
ご教示ありがとうございます
河童なんでも入門の43ページに4巻表紙の絵が載っていました
しかし、河童なんでも入門の初版は昭和58年
サンコミックス版の鬼太郎4巻の初版は昭和50年なので、この絵の初出が知りたいです。
なんの絵なのかも。
3巻の表紙に至っては、いまだ全集にも出てきてませんよね? 4巻の絵すげーきもいんだけど、河童なんでも入門には河童として出てくるわけ? >>266
河童の神通力だったかなんかのコーナーの挿し絵だったよに思う
本文の内容とはあまり関連性はなく、
単に不思議な雰囲気を出すために絵だった べとべとさんじゃないの?
濁点とったら へとへとさんwww >>268
確かに『初期妖怪画報集』にある
2代目形態のべとべとさんのデザインに似てるわ ・何か元絵がある
・サンコミ表紙のこの絵はおそらくパk・・・模写 (いつ何に使うために描いたのか不明)
・べとべとさんもおそらく同じ絵が元ネタ
かなぁ? 獅子舞みたいな面で毛虫みたいな髪型して
裃着て日の丸扇子持ったのを「天邪鬼」ですっていわれても
世間で知られてる天邪鬼の姿と全く違ってたから初見はとまどった あれは民俗辞典みたいな本に天邪鬼の扮装の挿絵として載ってる絵が元だから正しいね >>273 >>274
あの扮装は千葉の野田市や茨城県の竜ケ崎市に伝わる「つく舞い神事」の舞い人の扮装が元じゃないかと思ったんだが
柳田國男(当時は旧姓松岡)が十代前半で茨城県利根町の兄貴のところで居候してたとき
この神事を見た記録があった覚え
元々は旧暦の真夏にやる雨乞いで地元の人に聞いたら天邪鬼ではなく雨蛙だという
大学の時卒論用にいろいろ調べたが忘れてしもうた こういうことを言うと「通ぶっている」「マニアぶっている」と言われそうでなかなか言えなかったんだけど
思い切って言ってしまう。
「ゲゲゲの鬼太郎」(≠墓場の鬼太郎)は何が面白いのか全然わからない。 旧マガジン連載の「手」から「妖怪反物」では面白い。
15ページによくこれだけ詰め込んだな、というくらい濃い内容。
ちなみにオイラの選ぶ傑作ベスト10は
10位・鏡合戦
9位・だるま
8位・海座頭
7位・妖怪大戦争
6位・妖怪獣
5位・血戦小笠原
4位・朝鮮魔法
3位・妖怪城
2位・見上げ入道
1位・吸血木 >>261
妖鬼化や世界妖怪事典全部調べたけどわからんかった
こんなの平林重雄でも知らんのじゃないの? >>276
「面白くない」なら感覚は人それぞれだから分かるんだけど「何が面白いのか全然分からない」のはさすがにヤバいと思うぞ
「自分は面白いと思わないけど他の人はこういったところが面白いと感じているんだろうな」くらいの推測はできるだろう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています