【なまけものに】水木しげる その27【なりなさい】 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
>>120
ツノがあるから適当に鬼に入れておいたんじゃないの? 角があるからっていうか昔は「わけのわからないもの」は全部鬼扱いだったからな そもそも栄螺鬼は石燕が『百器徒然袋』に描いた創作妖怪だ。
「スズメは海ん中に入ってハマグリになり、ネズミはウズラになるっていうぐらいだから
(『礼記』からの引用)、サザエも鬼になるんじゃね?」ってネタでサザエのおばけを描いた。
なのでさざえ鬼という名前で言い伝えられてるような話はない。
「ぼくのかんがえたおばけ」のネーミングをそれっぽくするために
サザエに人ならざるもの、霊的なものをあらわす「鬼」をつけただけ。
水木しげるの本に載ってる、美女に化けたさざえ鬼がキンタマ盗る話は
ほんとは石燕の栄螺鬼とは無関係のサザエの怪異譚。 >>121 石燕の牛鬼って例の蜘蛛の体の奴じゃなくて毛むくじゃらなんだよね? 牛鬼については、絵巻物に描かれてる定型の絵は例の「蜘蛛の体の奴」だが(鬼太郎にも出たアレ)、
一方で各地に伝わってる伝承の牛鬼はバリエーション数あれどとにかく「牛っぽい怪獣、怪物」なので
石燕の絵の方が近いかもね 【テレビ】NHK Eテレ『てれび絵本』で「水木しげるの妖怪えほん」が放送決定 [無断転載禁止]©2ch.net
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1496325775/ 鬼太郎は「人間と妖怪の絡み」がテーマだといわれてるけどパターンとしては
1、人間が話の中心で活躍する
「大海獣」、「おばけナイター」、「朧車」、「妖花」
2、かま間も登場するけど出番が少ない
「さざえ鬼」、「妖怪大裁判」、「皿小僧」、「妖怪軍団」
3、人間がほぼ登場せず殆ど妖怪同士の絡み
「妖怪ラリー」、「土ころび」、「ぬらりひょん」、「のっぺらぼう」 アマゾンで全集の表紙が一部変わってるな(鬼太郎だけ?)
雪姫ちゃんと国盗りは良い感じになったけど墓場鬼太郎の2〜3巻はあのままという…
何であの2冊だけ画面に全然入りきれてない超どアップ画像なんだろう
まだどうなるか分からんがあのデザインこそ真っ先に変更してほしい カッパの三平の猫の町で、タヌキが死神に眠り薬を飲ませようとしまが、
カラスのせいで失敗する一連のシーン
明らかにコマの配置が間違っているのに、
修正も言及もしなかったのはなぜだろう? 全集出してるの知らんかった
今から集めるのはちとツラい >>133
電子書籍版おすすめ
残念ながら別巻はつかなさそうだが、要望を出すと良い
しかしここって全集の新刊が発刊されても毎月あんまり盛り上がらないね
みんな読んだことあるからなのだろうか
俺なんかほとんどが初見だから毎回感動してるよ
今月のも鬼太郎と貸本漫画集だからオーソドックスな内容ではあるが、充実ぶりがハンパない
このクオリティで手塚全集出してほしい ところで今回の鬼太郎13巻でマガジンの新シリーズ鬼太郎に辰巳ヨシヒロが参加してると知ったが、
例えば16話の「逆さ首」の女キャラとかが彼の作画なの? 妙なサラッとしたタッチの回(新編の半分以上)は辰巳じゃないの? 時刻が入って残念だったが>>115続けて録画しよう 今回の貸本漫画集、とりあえず興味のあるやつから飛び飛びで読んだけど「鉛」と「地獄」がなかなかすごかった
寝る前の朦朧とした頭で読んだから悪夢を見てるようだった 新編は当時読んでるときは全然面白くないと思ってたんだけど今読み返すと結構面白い 牛鬼が普通に味方になってんのに噴いた
一応、初登場の『死霊軍団』だと「扱いに気をつけないと恐ろしい奴」みたいな感じがしないでもなかったが
それ以後は普通にいい奴じゃねえか! 新編の影響で油すましが好き。博学で強いし、ねずみ男とも仲いいしな。 リライトといえば聞こえが良いけど、
実際これって原稿の二重売り、三重売りじゃね、と思うときがある 子どもの頃、朝日ソノラマ版の鬼太郎を読んでいて、
当時はマガジン版とサンデー版の違いなんて意識していなかったから
5巻で強敵として登場した牛鬼が6巻ではしれっと妖怪アパートの住民になっているし、
普通に鬼太郎の味方をしていたのが、凄く不思議だったな さすがに高校生鬼太郎編はつまらなくて読んでられなかったわ
よくこれだけつまらなくできたもんだ
鬼太郎ブランドに頼りすぎたね 藤子F不二雄の全集は揃えたけど全く読んでない
水木しげる先生のもそうなりそう 死霊軍団はオチのコマが目玉おやじと牛鬼のツーショットで〆なのも変な感じで笑える
ゲッゲッゲゲゲのゲ >>146
あれって鬼太郎ブランドに頼ってるとかそういう問題ではないだろ そういえば河童の三平の木神さまの話って結局当初の目的の村長の息子は忘れ去られてるな リライトといっても、比べても分からないぐらい似てるんだよな。 >>147
自分もそう。
もう本棚にスペースがなくなって、ダンボールに入れて仕舞ってある。
藤子・F・不二雄全集は売ろうかと最近考えてる。 俺は逆だな
藤子・F・不二雄大全集はたぶんすべてのページに目を通しているが、
水木先生の大全集は8割がた読んでない
もちろんどちらも素晴らしい内容だけど、水木先生の全集は内容が濃すぎるんだよね ドストエフスキーの全集を買ったけど読んでないみたいなことか? 正直言って、80年代マガジン版の鬼太郎は、
絵柄もストーリーも古臭さがにじみ出ているよな
(逆さ首に出てくる少女はきつすぎる) 辰巳のイージー作画な回を多めに混ぜ込まないと週刊連載はきつかったんだろうなぁ
そう考えると最初のマガジン連載の時は凄かったのだね https://s.fashion-press.net/news/31461
すみだ水族館×水木しげる”お化け屋敷”空間「水の妖怪トンネル」出現、クラゲが火の玉のように遊泳 『飛だせ!ピョン助』はキャラだけでなく、当時のコミック版『バッグス・バニー』の
ストーリー、コマ割り、キャラの動きすべて丸写しの作品だったと分かったが
あの瓶から大ウサギが出るくだり、その後も『河童の三平』とかいろいろ流用されたよな
となるとかぎ何度も何度も使われた、「爪で襲いかかるUFO」も元はアメコミの丸写しだろうな
ttps://twitter.com/mitasuki
ttps://twitter.com/mitasuki >>161
最初のマガジン連載の時もすでに45歳だから、まあ体力のある人だったんだね
漫画家はみんなそうか >>163
URL貼るならこうしたほうがよくないか?
ttps://pbs.twimg.com/media/DCb54s_UIAAfCqS.jpg
ttps://pbs.twimg.com/media/DCcVJl8VwAAnRha.jpg 「日々食うのにも必死な貸本漫画界の底辺漫画家には、著作権意識や作家性・プライドを気にする余裕はなかった」
ということで・・・特に著作権意識なんてのは当時はほんっとーに低かっただろうからね そういうことね。
「舶来」の良いものを待ってましたとばかりにホイホイ真似るのが古来の伝統で、本歌取りと称して上手いことパクるのをむしろ称揚して来てる。
著作権がどうとかは「ごく最近の舶来品」だったりして。
それが流行りとなったら伝統などあっさり捨てるのも、また伝統。 この時代の漫画のパクリに著作権ガーといま騒ぐ人は、戦前の慰安婦問題に女性の人権ガーといま騒ぐ人に似てるね。 >>166
この時代の著作権の概念とか考えると「黒歴史」とは違うと思うぞ。水木自身は復刊とかは自粛してたみたいだけど存在自体を隠してたわけではないし
貸本時代とかに海外作品を流用しまくってるのは叩くようなことでもないのでは。
ただ、80年代に入っても「アフターマン」とかの挿絵をそのまま妖怪画に使ってたのはいかがなものかとは思うが >>169
戦前はみんなが騒いでなかっただけで実は問題のある行動だった
という意味でまったくイコールですね 貸本時代は当時の状況から見て、他作品の丸写しがあったことをどうこう言ってるんじゃなくて、
著作権保護意識もある程度高まった時代の商業誌で貸本時代の丸写しの構図、展開を
そのまま何度も流用しているのは
さすがにどうかなとは思うぞ(キーコラ糾弾するつもりはないけどさ)
全集読んでいて「あぁ、またこのパターンか」って正直、思うもの
以前からそうだったことは分かってはいたが、
全集だとその頻度が余計に目につきやすくなるからさ >>165
フォローありがとう
しかし御大もこんなの後世に残るとは思わず描いてたんだろうな
ネットは怖いぜ 現在の価値観で言うとパクリ=悪
ネットで晒しあげられるトレス絵問題と一緒くたにされて
(水木しげるの場合は模写だけどね)
これから知った若い連中から散々叩かれていくのは目に見えているよ
時代性を考慮する、みたいな概念はまったく頭に存在しないだろうからね 作品の評価が時代によって変化するのは、仕方なくね? >>171
今の時代の価値観から見たら黒歴史じゃない。
「叩く」とかいう問題じゃなくて、客観的な意味で。 >>169
あれは全く関係ない。
いわゆる「朝鮮ピー」は「親に女衒に売り飛ばされた娘」だよ。
「金に目が眩んだ親に売り飛ばされた」とか、「物凄い大金を稼いだけど敗戦で紙くずにされたのを根に持ってる」なんて事実をおおっぴらに自白するわけに行かないから、拉致されたかのように捏造してるけどね。 ネットにはマスゴミが伝えない真実が溢れているよな
早速コピペして使わせてもらうわ
安倍首相がんばれ! むしろ全集で水木の初期貸本作品を見て
戦後すぐからしばらくは漫画はみんな手塚治虫の真似ばっかりだった
みたいな漫画史の見方が改まった
水木の絵にはディズニー〜手塚とは違う流れがあった >>180
>戦後すぐからしばらくは漫画はみんな手塚治虫の真似ばっかりだった
いくらなんでもこの漫画観はねーだろw 戦後のストーリーマンガは全部手塚の模倣。
(「戦後しばらく」じゃなくて)
一昔前まではそういうマンガ史がまかり通っていた。 あの白土三平だって初期には手塚のロストワールドだかを参考にしたと言ってたもんなー 戦後の漫画家で直接的間接的に手塚の影響下にないやつなんておらんだろ。
手塚の前って田河水泡とかだぞ。 のらくろはのらくろでああいう一人(匹)の主人公で描いていくストーリー性ある長編漫画は画期的だったらしいが >>175
ベアードの一件とかは擁護できないと思うけどバックスバニーとかは当時の状況を考えるに批判することではないよな バックベアードは「拝借したのが現代アート」で
「知った作者が実際に苦言を呈している」のがね… 別にいいじゃん
名も知らぬパクられ元の方のオリジナル作品より
パクリ側の方のテンテイ作品の方がクォリティ高いし凄い 俺は清濁あわせ飲んでテンテイが好きだからな
テンテイの人柄もテンテイの作品も大好きだ
パクリはそりゃ良くない事だし悪い事だけどそれでも許せてしまう
世界中の人間が水木しげるをパクリ野郎と罵っても俺だけは庇う >>192
>>191みたいな典型的な煽りに乗っちゃダメ 別に煽ってる訳じゃないんだがなあ
その作家や作品を好きかどうかでパクリを許すかどうかは変わるだろ
お前らだって、スラムダンクやジョジョのパクリは許しただろ?俺も許した
でも、ちはやふるの末次は許してないw
あいつが色んな賞を受賞して周りに認められだした今も、
俺はあいつの事をパクリ作家のくせにと見下してるわ 好きな作家のパクりはかなり凹むよ。打撃大きい
それで嫌いにはならないけどその作家に対する印象の中に消しようのない染みとしていつまでも残る
でも水木しげるはあまりにもそんなんばっかな上に自分で描いてる作品も少ないんで捉え方が変わってきた
単純な一言で言えば総合的なコラージュの天才なんだな、と とは言えバックスバニーの件は新たな衝撃だったなぁ
キャラを拝借しただけならよくあることやねってとこだけど
コマごとに構図も背景も引き写しレベルとはね
作家のプライド自体、顧みる必要などない浮き世の些末な事だったんだろか >>196は繊細なんだな
テンテイのパクリは、今の他作家達のパクリとは質や意味が違う
それほどショックを受けなくてもいいよ
水木しげるは戦争を生き抜いて来た人だぜ?貧乏も体験してる人だ
食う為、生きる為のパクリだった
著作権やパクリに対して寛容な時代でもあった
俺はテンテイや、テンテイと同じ時代に活躍した作家のパクリを責める気にはならないし、
パクリ発覚してもそれほどショックじゃない >>197
作家としてのプライドなんて、テンテイには無かったかもな
プライドじゃメシは食えないし、ある意味パクったもん勝ちみたいなさ
締め切りに終われてて仕方なくパクったのか、
おっこれいいじゃんとノリノリでパクったのかはわからないが、
テンテイにとってはパクリパクラレなんて屁ほども思わんことだったかもしれない >>195
お前が許すかじゃなくてパクられた側が許すかだと思うよ(^_^)
クソみたいなお前が「許す」とか言っても「え?お前誰?」て話だよ。わかるかな?(^_^) アレクサンドル・デュマが盗作で訴えられて
「確かに盗作したが私の方が面白い」と言ったという話思い出した しげるが人間のクズってのはファンなら周知の事実だろ
それは置いといて一部の漫画は面白いって事だから >>203
それは筒井康隆が『乱調文学辞典』という、辞典のパロディ作品で書いたネタ
にも関わらず、唐沢俊一という盗作やガセばかりのライターが、
本当にデュマが発言したと広めた >>205
俺もあやうく信じるところだった
日本人がもっと本を読んでた時代なら、それは悪ふざけの冗談ということが自明として分かったんだろうけどね 一度、盗作やガセが広まると
それを訂正するのって凄い労力がいるのよね >>208
盗作(パクリ)したにも関わらず、
それをオリジナルかのように広めるってこと >>208
例えば先の唐沢俊一の「デュマ」のガセエピソードも
筒井康隆のパロディネタ(それに派生したネットのネタ)なのに、それを検証もせずに、さも自分が文献から見つけた事実かのごとく書籍で広めたのよ >>210
それはガセの話であって盗作の話ではないのでは・・・ 昔の雑誌でバリの聖獣バロンをアドバラナにして中国の妖怪って書いてたよね?
原住民から直接聞いた妖怪なんだから出身地くらい覚えとこうよと思った
ついでに当時バロンってマイナーだったの? >>212
バロンは70年代か80年代頃に高階良子って漫画家が
造形もストーリーもきちんと原典に添った形でネタにしてた
タイトルが「死を踊るランダ」なんでランダのほうがメインだったけど
その漫画以外はメガテンの神獣くらいしか知らん 水木しげるの歴史物の『ヒトラー』とかでも写真資料の模写とかやってるから
本人としてはそういうノリのつもりだったのだろうか >>215
全く違うと思う
単にたまたま目についた資料や写真、画像が面白そうだから使っただけ 相方のランダをラングスイル(ランスブィル)の顔にテキトーに使ってるあたりからしても
残念ながらそういうことでしょうw 佐藤史生がハヌマンを探してというバリ島旅行エッセイ漫画でなんかバリの神像や演劇について描いていた
それでバリネタでなんか作品描いたのかと思ってたが別になかったよーだ
(私が知らないだけかもしれない)
高階良子の死を踊るランダは秋田書店プリンセスコミックス(か文庫)の
「ナーギの塔」という80年代伝奇ファンタジー短編集に入っている
高階は70年代から伝奇8ファンタジー描き続けて今に至ってる稀有な少女漫画家 例えば、イギリス人作家が日本の天狗面の画像を、“ケニアの悪魔「サバンナ」”と紹介する
太陽の塔を模写してアメリカ人作家が“インドの精霊「ダーキニー」”としてキャラクターにし、
しかも完全にコミックやアニメキャラのデザインとして確立した
それを日本人が見たとき、またはケニア人、インド人が見たときはどう感じるか……
水木しげる先生の功績の一つに、「姿無き怪異に姿を与えたことで、妖怪のイメージを確固たるものにした」があるが
その半面に罪過としては「姿のモデルにされたものの本来の意義を喪失させた」というところもあるのよね 昔のラヴクラフトとかでも怪奇ものってそこら中の神話民話から
いろいろ引っ張ってきて脚色するの普通だったから
どっちかつーとそんな感覚では ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています