>>415
豊田の移籍金?
あれ昔のプロ野球にFAってあったの?って思ってる人いるかも知れないけど正式に言うとFAではありません
昔のプロ野球は球団が選手を押さえつける権利はなく一年単位で自由自在に移籍できるシステム
選手の身分は極めて軽いものだが逆に活躍すれば活躍するほど高い年俸を手にする事ができるし
球団が出してくれないのなら他の球団に行けばいい
しかしそんな時球界を揺るがす大事件があった
南海のエース別所を巨人が引き抜いた事件
巨人としては当時のルールに沿ったものだがエースを引き抜かれた南海が大騒ぎ
結局コミッショナーは巨人に罰金と別所投手に6月まで謹慎としたが俺から言わせればルールに沿ったものだし
大声で騒げばなんとかなる的結末でむしろ南海に腹を立てている
新婚の別所にろくすっぽお金出さなかった南海が悪いんじゃねーかよ
それはともかくこの事件を受け一度入団した場合球団がいらないと言うまで球団がその選手の保有権を持つに至った
逆にこの制度が成立してからはこれから先入団する有望選手を獲得するために大金を使われ
しまいにはあなた買いますという映画まで作られる有り様(大金で南海に入団した穴吹工務店WWWがモデル)
しかし逆にそれまでに入団した選手たちにとってあまりにも不公平
それまでの選手はいくらでも移籍自由だからたとえ契約金が安くてもそこそこの球団に入団してあげたものの
その球団にくびになるまで一生縛られる事に反感を持った
たとえば穴吹なんかは当時今で言えば数億円の契約金をもらったのだからずっと南海に骨を埋めるのは当然だが
それ以前に入った選手たちはいつでも移籍できるからただ同然で入団してあげたのにそりゃないだろう
当然の話である
結局ルール改正以前に入団した選手たちとプロ野球機構は協議し入団してから10年、15年の選手は一度のみ他球団に移籍してもかまわないというルールをしぶしぶ認めた
一方で球団に残る選手はボーナスが支払われるシステムであり有資格者で移籍するパターンはそんなに多くはなかった