その戦いも力組の結束あって初めて成り立つものだったね。
もし例の子分試しの際、本当に火野が予想した最悪のケース−2,30人程度の参加−だったなら、
デスマッチのチャンスを活かしきれたかは疑問だ。
2倍の敵なら「必ず勝てる!」と断言もできるが、10倍の敵なら虎による花沢襲撃戦の二の舞で
火野、富岡含めフルボッコにされて終わりだったろう。
そうなるとデスマッチは不参加のまま、まだしばらくは雌伏を余儀なくされたのではないかな。

だからこそ、つくづく雑兵の価値が高いとも言える。
四鬼五鬼相手に最初は数を頼みに雑兵に総攻撃をかけさせたものの、損害が大きいと見るや
「大事な子分達に無用のケガ人は出せない」としてすぐに一騎打ちに切り替えた辺りにも現れている。
この時軽傷で済んだ雑兵達が最終決戦まで力組の中核となって活躍した事は言うまでもない。