確実に獣田に勝てる保証がなかったから敢えて危険な橋は渡らなかったのだろう。
三人衆は天界から花沢を預かっているような立場だから、
その自治体制が崩れるなら全力で潰しにかからないと自分らの立場が危うくなる。
だから力組を結成して対抗勢力になろうとした力は全力で潰しにかかった。

しかし子分を持たない主義=花沢を支配する意図のない獣田に
わざわざ自分らから仕掛け、それで万一負けたらそれはそれで立場が危うくなるので、
明確に獣田が敵対行動を取らないうちは放置した方が得策と見た節がある。
それでも火野を仲間に引き入れて獣田に対抗しようとするなど(無論あっさり断られるが)、
隙あらば倒そうとの意図は常にあった。