あと氏家の生い立ちから特攻部隊での青春と仲間との別れ、そして渡米からヘンリー佐多として鬼畜米英に魔球特攻を繰り返す過程も創作した

靖国で会おうっちゅーたのに生きてもうた・・・昭和20年8月末の大阪は一面焼け野原・・ウチもオカンもノーなった・・かつて浪商で沢村二世と謳われた慎次郎が特攻服姿のまま、恵比須町の闇市で米兵相手に特攻の日々・・その姿を柱の傍らから滝の涙を流して見つめる紳士が1人
・・「アンさんダレだっか?」半死半生で目覚めた氏家の傍らにいた人物とは・・「峠です」
そう!彼こそ闇市で財を成した峠コンツェルンの総帥、球四郎の祖父その人であった(終わり)