しかし本当にもったいない漫画だったな。
序盤の展開の緊張感とキャラの格好良さは、不良物ではズバ抜けていた。
対渋谷連合の美玉中学ぐらいまでは本当にワクワクした。
「おれのかんがえる、りそうのさむそる」だと
「さて」の頃のリョーキは魅力的な裏切り者で、鬼丸は少数でも渋谷を蹂躙出来るカリスマがあって、市川君は弱くてもメチャクチャな事をしでかして、乾はいずれ凄く格好良く復活して、
鮫島は弱くてもいずれビシッと決めて、寺さんはでっかい男気を見せて、神堂園は腕力だけで社会で生きてるような物凄い強者で、黒澤はケタ外れの悪のカリスマで、
カオスのナンバーワンは物凄い奴なんだろう(個人的には土熊の所の若頭かと思ってた、リョーキの超強化版で、ヤクザでのし上がろうとするみたいな)とか、全ての謎が明らかになるまで凄い展開があるんだろうとか、
話の最後は新太郎と桐生の頂上対決だろうとか、夢は一杯だったが、作者は全部潰しに来た。
長引かせず、感傷を入れず、淡々とやるのが作者のスタイルなんだろうが、終盤の畳みの展開はひどかった。
何かヤンジャンで似たの書いてるけど、あんな縮小再生産みたいなの書くなら、サムソルで出し切って欲しかった。
最初は、ろくぶるとかBoyを越えるかと思ったんだけどな。
長文失礼。あーもったいね。