【萩尾望都】残酷な神が支配する-5
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相手がどれだけ言葉巧みで自分が逃げられなかったかって 言葉で説明しきれないよね
グレッグが狡猾でジェルミはそうではないから すべてを再現できるわけないし >>216
あのイアンの言葉、自分の実感で喋ってるのかwと思った
イアンは、ジェルミの魅力に抗え無かったのかな〜 >>218
確かにw
プラトンが愛した美少年のようじゃないかってロレンツォから評されるくらいだしねジェルミ
>>217
母子依存を突かれて支配されたよね グレッグからしたら
美しい妻と可愛い息子の両方を手に入れることができてウハウハだったね イアンが大好きだ
間違えても自らの過ちを認めて前に進める強さに憧れる すごく練り込まれてるしすごく深いし読みごたえも余韻もあって好きな作品だけどジェルミの声が父親にそっくりだからサンドラを名前で呼ばせてるってだけ残念
幼児の声と同じ高さの声の父親?とか変声は?とか気になってしまう
細かいことだけど完成度が高いだけにその細かい部分に引っ掛かってしまうと言うか
この点について何か考察とかありますか?
単純に作劇のためのあえての設定なのです? 「ママ」ではなく「サンドラ」と子供に呼ばせてる時点で
サンドラって相当にエグいなと思う(しかも父親の声に似てるという理由)
本来なら母親に庇護される子供が
不安定な母親のお守りをさせられている異常な親子関係
ジェルミはグレッグから逃げたくても
サンドラを置いて逃げられないから
雁字搦め状態に陥るしかない 最近読み返して今過去ログ漁りを終えた
バレンタインとエリックのエピソードが個人的にすごく嫌だ
エリック目線で見るとバレンタインは虐待から救ってくれた女神様になるけど
バレンタイン目線で見ると恋愛や性についてよく分からない内にセックスして妊娠しちゃったってことでしょ?
エリック天真爛漫良い子!みたいに描かれてるけど兄妹間でもそれは虐待だよね
バレンタインは好きだけどエリックはちょっと無理 セックスとか虐待というほど何かあっただろうか
あとで考えるとあれかもって程度だからあっという間の挿入で終わりだったのでは
禁忌の忌まわしさに思いが及ぶのがバレンタインだけなのが理不尽だよな エリックはそのままだとポピーは子供を産み続けることになるから
ポピーはピルを飲むとかした方がいいだろうな 双子であっても変えようの無い男女差をよく表してるなと思ったわ
ボビーは親が学者かなんかだから
知能は高い子が産まれるかも そんなことないよ。
阪神間って、神戸や大阪の人間じゃなくてもフツーに理解できる。 今読み終わったw
ホモ話だと思ったら虐待とかトラウマからの解放みたいなストーリーなのな
問題の根源であるサンドラとグレッグが居ない状況で
残された人々が苦しみながらもがいていくのが辛い
息子を犠牲にしてまで自分の安楽を選んだサンドラ
虐待に気付きながらも、自分の辛い経験から見て見ぬふりをしたナターシャ
幸せな家族を夢見ながら妻に不倫され歪んでいったグレッグ
母親の為を思いながら、母に見捨てられた事実を見つめられないジェルミ
表向き幸せな家族に見えても裏では・・ というありきたりな設定ではあるけど
他人事には感じられない凄みを感じた 萩尾 望都:「私の少女マンガ講義」、新潮社、ISBN-13: 978-4103996026(2018年3月30日)。
少女漫画は進化して普通の漫画や少年漫画とは異なる特異な表現ジャンルになった。
まるでマンガは、少女漫画であるかそれ以外であるというように分かれるような感じだ。
マンガの神様ともいわれたあの手塚治虫ですら、初期の少女向け漫画では大いに受けたが、
昭和の40年代の中頃には、もはや入り込めない分野になってしまったといえる。
実に恐ろしい世界である。 >>234
う〜む 持ち上げすぎでは?
悪いが24年組や
その後にも天才が生まれたのは認めるが
竹宮恵子曰く「ゲームに負けて久しいが‥‥」とも言われてるし。 そもそもマンガ神は恋愛もの苦手だし
特殊ジャンルというかガラパゴスというか 少年誌の多くは週刊化したが、少女誌の多くは月刊もので、
漫画家の立場からすれば、週刊連載はアイディアを練るのには
あまりにもきつく、知識を集めるための勉強もできないだろうし、
アシスタントを抱えなければ普通は連載を維持できないから
参入コストとビジネスとしてのリスクが高い。
少年誌も、月刊誌の方が描き飛ばしではない作品が生まれる
可能性が高いだろ? >>238
月刊ジャンプが潰れて
週刊ジャンプが今もなお人気なのを
どう説明する? 月刊誌は、出版社からみたときに、週刊誌と違って
テレビ化には原作のエピソード数が充分そろわなかったり、
単行本しても週刊連載よりは巻数が伸びないし、
雑誌自体が週刊と違って毎週売れないから(掲載広告料金も
含めて)儲けが少ないであろう。そういった理由だったりしないか? 水野英子さんが最近文春に出てて、現役で書いてらっしゃると知ったが
同期の男性の立ち位置との差は少女漫画家だからの影響力の低さだろうね >>239
どうもこうも、作家主義でみるかビジネスとしてみるかの違いでしかない
出版社としては後者の方がありがたがる人多いだろうね 水野英子のテレビアニメ化された作品を列挙してみて欲しい。 >>241
同期‥水野さんの同じ年に漫画家を始めた人は誰?
と聞かれても分からんな
まあ 大雑把な設定でトキワ荘にいた人みんな同期としても
水野さんは両藤子石森赤塚つのだ氏らには劣ってるな
ただ女性漫画家だけのランキングなら当時はトップでは? これくらいならいいだろ、どうせ常に賑わってるわけでもないんだし 「星のたてごと」って、いまから45年ぐらい前に観たけれども、
まるっきり手怩フ少女クラブ版リボンの騎士のような絵柄だったので笑ったよ。
あと、昭和の40年前後の少女漫画雑誌は、バレエもの、不幸な少女もの、
それに お姫様と王子様が登場するものが、あきあきするほど頻度が高くて、
お姫様と王子物は多分リボンの騎士の影響かなにかでそれがいまだ続いて
居るのかなぁと当時呆れておりました。 と、おばあちゃんが昔を懐かしく思い出しました、とさ。 水野英子の影響はよく言われるけど、俺としては絵柄をはじめとしてわたなべまさこの影響のほうが大きいのではないかと思う 当時小学生だったけど、わたなべまさこの絵のついた下じきや筆箱を普通に使ってたけど、水野英子の絵のグッズは記憶にないな >>234
火の鳥ヤマト編なんか当時の少女漫画を相当揶揄してるね 君の名前で僕を呼んでの役者がちょっとジェルミっぽくて画像見てたら読み返したくなった >>255
その映画見てきた
似てるよね
役者さんがあまりに綺麗でジェルミが男受け良いの納得してしまった >>225
かなり遅レスだけど同意
エリックは結局なにか障害があるのかな?
急に人んちのお風呂入ったり
そういうエリックと結婚した
ポピーもよくわからないが 障害者は結婚してはいかんとでも?
エリックとポピーはお互いを必要とし愛し合い結婚して幸福だと言ってるんだから余計なお世話だよw
エリックは心理療法研究所に通って社会生活に必要な訓練を受け
気象予報士の職業訓練もしていて
住まいはポピーの両親の隣でいざとなればサポートが受けられる
障害者が生きるのにかなり理想的な体制がととのっていると思う 親が皆毒だよねこのマンガ
エリックバレンタインの親にしても
エリックの特異さを
バレンタインに任せきりなのが可哀想
半神 の親と同じにおいがする
性欲だけ立派なエリックは
変わった親子に婿にやり
傷ついたバレンタインは放置
グレッグには兄弟いるのかな?
親がまともならグレッグも普通の
疑心暗鬼になりすぎない父になれたかな >>259
バレンタインは苦しみ続けるのに
エリックだけ幸せになってまた子供持ってるのが… 先天的に障害のあるエリックと
事件によって精神にダメージを負ったバレンタインでは治療プロセスがちがう
バレンタインは罪を忘れることはないながら 自立して自己の幸福を追求してもいい
彼女もいずれ仕事につくなり結婚するなりすると思う まだその時期ではないというだけで 治療プロセス云々でバレンタインが苦しんでて可哀想って言ってるんじゃないんだけどな、少なくとも私は
エリックの障害やら何やらは彼に罪はないし仕方ない
でもその障害のせいでバレンタインに生涯背負わなきゃいけない十字架を負わせておいて自分は結婚して子供も持って幸せ
バレンタインを傷付けたこともよく分からないけどバレンタイン好きだから会いたいときに会いたいよ〜←これが何かモヤモヤするのよね >>266
わかる 平たく言えば
バレンタインは男兄弟の性的虐待で
一生苦しむんだよ
しかもエリックは今の妻と子供のこと
わかってるか愛してるかわからないけど
結局仕事も所帯も持って… エリックは無垢ゆえに罪を自覚して苦悩することもないから
共犯者なのに結局、バレンタイン一人で背負う役割分担 知り合いが前半のグレッグ×ジェルミ描写に萌えるって言っててドン引きしたんだけど
グレッグ×ジェルミに萌えてる人って結構いるの? >>269
萌えは無いしカップリング表記されると怖気が走るけど
グレッグは漫画界でも有数の名悪役として嫌いではない
物語の中で最大の活躍をして肉体の死も概念の死も見事だった >>269
それってどっちにに感情移入してんだろう… >>270
その気持ちわかる
残神自体がグレッグの狂気なしでは成立しない話だし >>271
虐げられるジェルミに興奮するらしい
自分はグレッグとジェルミの描写は辛くて読むのが大変なので
萌えると聞いてものすごく驚いた バレエの先生になる練習をしてたよね ジェルミたちを生徒にして
「フラワーフェスティバル」のバレエの先生がマージョリって名前だった
あんなおばあさんになったらいいな サンドラがお墓から出てくるとこ本当コワイ
最初の夫が死ななければ
メンヘラ毒親にならなかったんだろうか? >>273
自分は可哀想と思いながらもすごく萌えるタイプ
でもそれは後にイアンにジェルミがギリギリながらも救われるからだなあ
萩尾先生もグレッグを描くのは快感だったと講演会で言ってるくらいだよ まあ、影の主人公といってもいいあの暴れっぷりやしゃしゃり出っぷりは
好きで描いてると言われても大いに納得出来る 最近何とはなしに読んだらすっかりはまってしまい何度も読み返してる
過去ログもひととおり読破したがまだ熱が冷めない…… ラストってどう解釈したらいいのかな
遭難が楽しみっていうの、イアンを信頼してる、安定してるからともとれけど、やっぱりまだ病んでるんじゃないかと思うのよね
それでイアンが今度は夏に来いよ、シューベルトを歌おうで明るく健全なイメージで終わってる
シューベルトはキラキラしたきれいなものの象徴、恋のようでもあるかな
なんかあのふたりはもう何年か遭難しながらだんだん普通の兄弟に戻っていくのかな、とも思うし、
このまま距離を保ちつつも遭難から解放されて少しずつ普通の恋人みたいになるのかな、とも
まあこれは願望か 完全回復はしてないね
犯した罪も負った傷も、簡単にも完全にも癒えはしないって事なんだと思う フラッシュバックきついけど、コントロール下に置かれつつあるってことかなと思う 保守がてら告白
正気を疑われるけどキャラとしてグレッグが好きでごめん 大丈夫。
ここでそーっと言うぶんには賛同者たくさんいるから。 あり得ないとまで言われたことあるけど残神が好きでごめん グレッグは……
後半の妄想グレッグはちょっとわかる
ノリノリで描いてる感が伝わってきた 「ホラね ホラ おまえは嫌われている」
とかちょっと可愛かった どこのセリフかと思ったらイアン妄想のグレッグか
イアン妄想のグレッグとジェルミ妄想のグレッグが丁寧に描き分けられててすごいと思った
わかりにくい時は名前呼んでから話すしね イアン妄想のグレッグはほっそりしたイケメン。
ジェルミ妄想のサンドラはびっくりするほどお姫様。 BL読み慣れてきたら衝撃が薄れた
でもあの組合には合わないのも自覚した グレッグはサディストな面があるから
どうやってもBL的な組み合わせにはならないよね…
鞭で打つとか首を絞めるとか
愛というより歪んだ執着だし
ジェルミ以外の女性達にも鞭で打ってた
あの性癖は死んでも治らない 全然話違うけど
やさしさに包まれたならの歌詞にある神様って親の暗喩らしい
残酷な神が支配する=残酷な親なのかね >>297
最終巻のジェルミとイアンの「子供にとって親は人間じゃない、神だよ!」
「その神が教えるんだ、愛も暴力も苦痛も…」ってやり取り見るとそう思うわ この漫画ほんとにすごいよね
連載追ってるときグレッグ本当に怖かったしジェルミが売春初めた時は悲惨な最後を想像しちゃったわ ジェルミ積極的に自殺は考えないんだけど、ふらふらっと死んじゃいそうな危うさがずっとあって、それが怖い ジェルミが踏み外す度にイアンが力ずくでも呼び戻しにくるんだよねw
何度ももう駄目なんじゃないかと思ったけどちょっとずつでも変われたから自分の中の母親の存在と向き合えたんだろうね 「ジェルミ、おまえが何度バラバラになっても俺はそのたび何度でも捕まえるよ。」
イアンやさしい。それにものすごくタフだ。 イアンはグレッグの資金力があったからこそ壊れたジェルミを救えたということもあるよね
萩尾さん作品はあんまお金の苦労が描かれないような
そんなことないっけ 確かに貧乏をうらんでるキャラって萩尾作品にはいないねw
シャロンがダンナの手術費用の金策するのもなんか前向きだし、
「ゴールデンライラック」で突然貧乏になってもいい仕事探そうと努力してるし
「メッシュ」で1/2フランの長靴に穴あいてても、教会バザーだから仕方ないまあノリでつくさってあっけらかんとしてるんだよねw >>305
本人親で苦労はしたけど裕福な育ちだからかな
漫画家になってから激貧時代ってあったんだろうか 経験なくても想像力で描けるでしょ
魅力がないから描かないだけじゃね 残酷な事や嫌な事もしっかり描くけど汚くはならないのが素敵だ
あの頃の作家さん達は描くものに品が有ってそこにとても憧れる >>255>>257
超亀だけど君の名前で僕を呼んで遅ればせながら観た
初っ端からエリオはジェルミだったが長身のオリヴァーもエリオに絡むうちイアンに見えてきたw
美しい異国の景色の中2人で自転車乗る姿もジェルミとイアンだった。眼福 ティモシーシャラメの方は黒髪毛深めの美少年て感じで良いけど
額の後退したアーミーハマーはないわ絶対ない >>309
あの自転車シーン本当にジェルミとイアンだよね眼福だった
アーミーハマーがもっと若ければ…とはやっぱり思うけど
それでも実写を疑似体験できて最高だった
萩尾先生も絶対君の名前で〜見てるだろうなあ 百億の昼と千億の夜を読んでたら
イアンの頭に星が入っていくのと同じコマがあった
イアンのほうは父親とか自分自身とかジェルミ
への赦しみたいな意味だと思うけど
百億〜のほうは話が壮大すぎて理解が追い付かない
でもなんとなくこのシーンは好き 見てきた。阿修羅の思考は計り知れないが、イアンの方は理解を表すのかなと思う。
イアンはジェルミの言うことがわからない。好きという言葉ひとつでもイアンとジェルミでは意味が異なる。
あの夜ようやく、イアンは理解したのではないだろうか。ジェルミが何に苦しんでいるのかを… 最終回のジェルミとイアンってどんな関係になってるんだろ
普段の性的関係無さそうだし恋人ではないよね
イアンにガールフレンドいるみたいだし
普段は兄弟バージョンで年末に恋人として共に遭難するってことなのかな?
ガールフレンドとはその度に別れて
昔読んだときは2人は恋人同士になる終わり方だと思ったけど
今読むとそれも微妙な終わりなのかな?と思うようになった
でも輝かしい思い出のボートシーンで〆めてるしやっぱり恋愛なのかな
うーん… これ考えはじめると止まらないよねw
マージョリー(とその家族)はふたりの関係をどう思ってるのかな?あたたかく見守っている。または興味津々で見守っているw 最後に安易に恋愛を落としどころにしてない所が萩尾さん的なのかなぁと思う
でもそれまでの過程からして愛だろうなとは思うけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています