当時、連載を読み、単行本は1回読んで押入れに仕舞いこんだまま10年以上。
今回、物語のあらすじをほとんど忘れた状態で読み直してみたら、本当に面白かった。

設定の唯一性、世界感の魅力度はさすがに星矢に軍配が上がるだろうけれど
物語の完成度は星矢と同等だと感じた。星矢世代なんでどうしても印象の強い星矢を贔屓してしまうので。

4霊将に7魔将、ジャグラーやメタルフェイス、マルチェロあたりにまで
活躍が用意されて大変丁寧に描いてある。唯一、アラミスの最期が物足りなかっただけ。

連載開始当初、御大のメカ機械ロボットの表現が時代遅れだなあと感じたけれど
物語が進むつれロボット物であることすら忘れて読みふけってしまった。

ちょうど星矢の十二宮編で終了した感じだから、もし4霊将たちが生きていて
ポセイドン編みたいに親シリーズが継続していたら印象も悪くなっていたかもしれないな。