『真マジンガー 衝撃!Z編』に関する永井豪の発言。

■新資料が出てきたので義務感で報告。

■映画雑誌『映画秘宝』09年11月号82Pにて、永井豪が今川版に関して簡潔に触れています。

■━製作経緯━「何年も前から『マジンガーZ』の新作をやろうと思って企画書を出してたんです。」「まったく新しい『マジンガー』をやるつもりでした。」
「でも、バンダイビジュアルさんと企画を進めるうちに「『マジンガー』が誕生してから35年以上経つから、原作に沿ったイメージの『マジンガー』をやりませんか」という声が上がったんです。
それなら、おまかせしますということになったんですよ。」OPでは企画・永井豪と随分大きく表記されていたが、名前だけは利用しないと企画が立たない、口出しはさせないが責任は取らせるって事ですかね。

■━今川監督とは?━「実は打ち合わせはしていないんですよ」「今川監督からは「『バイオレンスジャック』をもう一回読みたい」って言われて、全巻渡しました。」
色々な意味で、なるほど。『マジンガーZ』原作からの引用が描き足し版からだけらしいのも、引用元が有名作ばかりなのも、ソレだけしか借りなかったからか。
この調子だと、ホントに旧TV版は研究どころか見てもいなさそう。

■━今川版のお気に入りシーン━(色々な作品からキャラが引用されるのに加え)「原作とは違って、おじいさん(兜十蔵)が活躍する所も好きですね。温泉でオナラしたりとか。」
全然心がこもってねえ!!とか思ってはいけないよ。記事と合わせて、原作者にまで太鼓持ちをさせる内容でした。

■なお、電撃のムック本『超合金魂計画Z』に番組PDインタビューが掲載だそーですが、どうせ底の知れた自画絶賛に終始していると思われるので無視。

■小者は放置かとも思ったが、スペースが余ったので記します。
今川版でビッグバンパンチや機械獣のデザインを担当した野中剛(バンダイ関係者)は、マンガ『マジンガーエンジェル』において、自身をイケメン系博士として登場させていた人物。
今川版では名を冠したオリジナル機械獣・ノナカーゴH2でさやかを襲っている(8話)。…エロ同人設定やりたいの?!まあ、本編よりエロ同人の方が好きな人も居るしね。

ふむ。