CPUの内部にキャッシュが使われていると、メモリへのアクセスが一定時間間隔にならず、
動作の時間間隔が揺らぐ原因になる。またメモリなどをバス方式でつないで共通のバスに
異なる種類のデバイスの信号を合いのりさせているのも、ジッタ(動作時間の揺らぎ)を
招く原因になる。だから、オーディオ用には専用の完全なリアルタイムで厳格な時間
刻みでの動作をする特殊なCPUや信号処理のプロセッサを作るべきだと思う。
メモリも読み出してみてパリティやECCエラーを検出したら再度読み出しに行くような
仕様のものではだめで、エラーがありうることを織り込み済みでエラーの入ったまま
読み込んで内部の回路でエラー訂正を時間の揺らぎ無く行う必要がある。
ただし動作の内容によってCPU内部の電力消費が変化したりすると、それが電源を
通じてさまざまなアナログ回路に漏れ出て音の波形に混入するからたいへんだ。