今はなくなっちゃったが、ロサンゼルスに、
ハワード・ヒューズが作った『ヒューズ・エアクラフト
・カンパニー』っちゅーのがあって、そこに「HCF」という、
組合内の組織(ヒューズ・コーヒー・ファウンデーション)
があった。要するに、有志メンバーが、資金を
出しあって基金を作って、コーヒーメーカーとか、その
コーヒーメーカー置く小さいロッカーとか、ブレティンボード
(なんつーか、コルクとかを貼ってある、屋内用の掲示板だ)
とかを買って、職場に置いてあったんだ。
で、基金のメンバー(会員)は、月間5ドルでコーヒー飲み放題で、
ビジターは一杯1ダイム(10セント)だった。
で、20ドル+ドリトスのナチョスチーズ味を持ってって会員になって、
二週間で「日本のスナック菓子の伝導者」として君臨してきた。

「品川巻」は好評で、つまみに「チーズの海苔巻き」を普及して
きたのはオレだという自負がある。当時の同僚が来日したとき、
「このカーボンペーパーみたいなのが、夢に出るんだよ!」と
半泣きで焼き海苔食ってたのを憶えてる。

あとは、小蝦の唐揚げはビールのつまみに好評だったな。
職場のマネージャーが来日したとき、分倍河原の駅前の
居酒屋で、「これはアメリカでは採れないのか?」と
真顔で訊いてきた。