貴族に仕えている奴隷達が奴隷部屋で愚痴っていた。
そこへ貴族が来てこう言った。
「愚痴ってばかりで・・・なんでこの部屋にいる奴等は根暗なんだ」
「お前等愚痴ばっか言ってないで行動起こせよ」
「お前等の仕事はご主人様の役に立つ事だろ。言われた事以上の働きをしろ」
「もっと役に立って発言権を得ろよ」
「お屋敷勤めだと貴族の声を聞きやすいってメリットじゃん」
「お屋敷勤めはチャンスだよね。食い扶持を増やすチャンス。
 もっと偉い貴族に拾ってもらうチャンス。色々あるよね」
「僕みたいに一つの屋敷に居座って頭固くなっちゃうより
 奴隷の方がおもしろい部分もいっぱいあると思うけどな」
「あ〜酔いが回ってきたからねるね♪」
貴族はそう言うと自分の部屋に帰っていった。
奴隷たちは口をそろえてこう言いました。

「貴様も奴隷になってみろ!」