デルタVS直交の核心の話か 悪乗りで頭から否定するのがいなきゃ話も出来そうだな
>>468
直交はモーター・ベルト・ヘッドがワンセット Y軸はモーター・ベルト・ベッドね
デルタはモーター・ベルト・ロッド・ヘッド、と間にロッドが入っている
このロッドが大雑把に言って2:3のギアレシオの状況を生みヘッドがモーター・ベルト速度以上に速く動く条件が生じる
デルタの丸いベッドの全てで同じではなく、ベッドの各所で全て異なるが、複雑な計算になりすぎるので省略、知りたかったら計算が必要
デルタは重量物であるモーター・ベッドが本体に固定されているので、動くのはロッドで支えたヘッド部とロッドの両端の部品等の軽いもの
大きさが大きくなっても小さくなっても、仮に巨大モータでも、移動させる重量は劇的には増えない
直交のベッド移動型はベッド重量・ガラス重量が重いし、Makerbot 的な物はXモーターを移動させている
UltimakerやZortraxはモーター固定で金属のシャフトでヘッドを動かしている この方式はかなり筋が良いと感じる、個人的に。
デルタの売り文句の一つが高速印刷なので、高速印刷に適した24V電源を使用するモデルが多いから、トラベル300mm/s 等と言えるようになる
ド定番の直交型は12Vで、24Vのものはレア なお、12Vの限界が150mm/s 24Vで300mm/s なぜこの数字なのかは、モーターやモータードライバーの電気的計算が必要

>>472
> 実際に直行型で40p〜50pの造形物をトラベル100mm/s以上でプリントしている人いますか?
CR-10S5を使っていたけど、ベッドの重量が重すぎて、150mm/s が設定可能でも、とても見れたものじゃない品質になる
具体的にはリンギング出まくりの、垂直面が波打つ状態になる。
そして、印刷速度40mm/s にしても波打つ状態を解消できない。確か60mmのNEMA17最大級モーターがY軸に入っていて、フレームとモーター間の結合強度も不足、これを解消するための補強パーツも存在
ベッドの前後移動で900mm x 1820mm の木製置台が揺れるほどで、実用的に使うのは困難と感じました、個人的印象です。

デルタの場合は最大級の大きさでも、500mm x 500mm は造形出来ないが、40mm/s で許容できないリンギングは生じにくい もちろん、200mm/sなら酷い結果になる、個人的印象です。
デルタの最大の問題はフレームが弱すぎること 一見強固に作っていても、六面をアルミ複合パネルで構成したUltimakerサイコロ箱型の強度には全く追いつけないし、カーボンロッドについてほとんど検討する人がいないから、ロッドが細すぎる 太いロッドはとても高価になる 
デルタの形状でがっちり作るには補強板金を山ほどのネジで固定する必要があるが、高価になってしまう デルタは10万円以上はかかると思う 満足いく品は20万円コースだと思うな、個人的には。
巨大デルタを安易に四角の木製の箱に詰めたりしている人もいる 三角形の形状が扱いにくいから汎用備品で安直に強化できず、コーナーパーツでさえ専用のCNC加工品等しか無く高くなる 直角に組むだけのコーナーパーツは汎用品で10円から100円レベルなのに
要するにデルタには夢は多いが、現実にはコストがかかりすぎで趣味で倍額投じて直交と並べると感じる リスクを負って大量生産すれば安くなる可能性もあるが、挑んだメーカーは無いね 強いて言えばBIQUのみ
>>474
Zero Gravity Extruder Direct Drive に似た方式は一度だけ実物を見たことがあるが、効果は有りそうだった。
なお、デルタでフライング方式を現状使っているけども、固定方法が思いっきり設計不良なので、エクストルーダーが揺れまくる デルタの柱を上に延ばさずに支える発想に無理があると感じる、個人的に。