EEPROM出力偽装なんて書いたけど、やり方は乱暴、強引かつ単純。
制御基板上のシリアルEEPROMの出力端子を乱暴にも無理やりGNDにつなぎ、
Lowに固定して、1回起動させるというもの。
具体的には、970Cをばらして、基板上のプリンター使用情報が記録されている8PINのEEPROM
(俺のはS93C56)の4番ピン(DO)と5番ピン(GND)のそれぞれに極細いリード線をハンダ付けして、
リード線のもう片方は後ろのUSB端子の横にリード線が通る穴をあけ外部に出しておく。
970Cを組み立てた後に、出しておいた2本のリード線を短絡させる。
この状態で電源を入れると通常起動するので、
そのあとに電源を一度切り、短絡させてあるリード線の端を切って短絡状態を解消すれば、
その後はリセットされたカウンターもカウントされ普通に使えるみたいだ。
飛び出てるリード線はそのままだと故障の原因になりそうだから、、
またばらして取り除くのがいいのだろうけど、面倒だし、いまさらだし、
後日また使う可能性もあるので、先端をテープで絶縁保護してある。
実はネットで見たカウンター値の読み書きを逆手に取った方法で、
壊れて元々でしてみたけど、見事に成功。
エラー、カウンター以外の情報もクリアされている可能性があるから、今後どうなるかはあるが。
これはEEPROMのシリアル出力がLOW固定でも動く制御プログラムが幸いしてるようだ。
逆にファームウェアのバージョンによってはダメかも。
まあ、このやり方のネックは回路に無理をさせることと、
8PINのEEPROMの周りスペースはあるけど端子間が狭いので、
EEPROMの隣の端子とショートしないように細いリード線をハンダ付けすること。
細かいところに対応できるハンダ付けの道具とハンダの量など、慣れが必要かも。
お約束だが、おこなう時は自己責任で。
基盤への直接ハンダ付けだから静電破壊もありうるし、最悪、火を吹く危険も。
しかし、ダークイエローのインクづまりが回復せん。