「……それで?そこからどうしたらこうなるの?」

「えっと、その……結局いろいろ思いついたけど、決めきれなかったから……」

「だから、思いついた物を全部……とまでは言わないけれど、用意できるくらい用意して、好きな物を選んでもらおうとした……そういう事ね」

「はい……そういう事です……」

今、霧切さんの目の前にはちょっとした箱の山。お菓子やコーヒー、意外な物ではボクもプレイしてる携帯ゲーム機とソフトのセットもある。……二人でプレイする時間もプレゼントとか、駄目だろうか?駄目だよね……。

「はぁ……祝ってくれようとする気持ちは嬉しいけれど、量という物を考えてーー」

その後、霧切さんと一緒にゲームをしながら長い時間を二人きりで過ごした。

後から考えると、別にサプライズを企画しているわけでもないのだから、普通に聞けば良かっただけという話。



「……でも舞園さんにだけアクセサリーはあれね特別感が出てダメね多分舞園さんのファンに怒られるし私も……その、あれだから、私にも何かよこしなさい。いいわね?」

「横暴過ぎない!?」

終われ