・・・・・・性的なタッチが強い話題はそろそろ止めようか。
さすがに内容が露骨すぎる。


 で、かわりに一筆書きこませてもらいます。気に触る方は無視してください。
 無駄に長いです。


「二年前から、そして今」


 ―――四年前、唐突にうちの馬鹿は口走った。

コウタ「じいちゃん、俺、宇宙刑事になりたい!」

・・・・・本当にバケツに水が必要かと思った。
 寝ぼけているのか、ふざけているか、何かネジでも外れたのか、どうしたものかと考えていると、傍らにいたギリアム少佐が説明してくれた。

 少し前、ギリアム少佐の依頼で本当に宇宙刑事の人、ギャ・・・・とにかく、そういう人と合同で作戦に参加したらしい。
 あたしに黙っていたのはちょっと許せなかったけど、その中でお兄ちゃんは刑事さんの働きぶりに、自分の目指す理想の姿というのを見出したらしい。
 何より、その宇宙刑事本人から、本格的に能力を伸ばしてみないかと打診されたみたい。

 ただし、警察学校入学は自分の力で勝ち取れとのこと。もちろん、学科試験もある。
 ・・・・・下から数えたほうが早い成績のお兄ちゃんが、まったく未知の領域のハイレベルな試験に挑もうと言う、これには正直くらくらした。
 けど、次にはそんな感情が吹っ飛ぶような言葉を耳にした。

キサブロー「ええじゃろう、ただし、チャンスは一度だけじゃ」

 ・・・・・しばらく石になったように動けなかった。


 ―――三日で飽きるか、音を上げるか、当初は心配でしょうがなかった。
 そもそも今の勉強ですらどうにかしがみついているようなものだ、すぐに身につくような天才でも努力を積み重ねた秀才でもない。
 飽き性だと知っている身内からすれば当然だった。
 
 けど、それはいい意味で裏切られた。

 今までは何するでもなくゴロゴロしている時間に、お兄ちゃんは勉強机に座っていた。
 当初は寝落ちをしたり、簡単な問題すら解けなくて机に顔を伏せているようなこともあったけど、それでも勉強そのものはやめなかった。
 友達と遊んだり、戦いに参加したり、普通に生活したり、毎日何があっても、必ず勉強机に座ることは忘れなかった。

 そのおかげか、徐々に成績は上が始めた。
 急激ではなかったけど、確実に、少しずつ、三学年の終わりのころには、レベルの高い大学でも十分に通用するぐらい学業を修めていた。
 先生もその成長を認めて、有名大学への進路も強く勧めていた。
 けど、お兄ちゃんの目標は変わっていなかった。
 
 ・・・・・もっとも、さすがにそんなことは言えないから、おじいちゃんの助手になるって誤魔化していたみたいだけど。

 そして、試験の当日を迎えた。