>>216


 その後、食べ過ぎで全員ダウン、ア―ニ―の孤児院に、皆で泊るようになる。
 で、その夜、

 う〜ン  う〜ン う〜ン (唸り声)

駆「う・・・・うっぷ、やべぇ、気持ち悪くて目が覚めちまった・・・・・」
  ゴソゴソ
駆(なんだこの惨状?俺達ボランティア部が全員食い過ぎで唸って寝てるんだが、ある意味レア過ぎないか?)
駆「・・・・・ちょっと頭冷やしてこよう、なんかぼんやりする・・・・・」
 
 トントントントン(廊下を歩く音)

駆(・・・・こりゃ、明日も腹痛で動けないな・・・・あれ?)
シャル「あ、駆?」
駆「・・・・・シャルも眠れないのか?」
シャル「さすがにね、隣、座ったら?」
駆「あぁ・・・・・・」

  ――――

シャル「今日はお疲れ様、自転車こぐの、疲れたでしょ?」
駆「カズマとトーヤも誘うべきだった、正直堪えた」
シャル「・・・・ねぇ、駆、これ」  っ包装された小箱
駆「これ・・・・って、プレゼントか?」
シャル「これぐらいは気を利かせるわ、そういう駆は何か考えていたの?」
駆「・・・いや、その・・・・・・」
シャル「はぁ・・・・まぁいいわ、帰りにドーナツ買ってもらうから」
駆「まだ食う気かよ?」
シャル「・・・・別腹よ・・・・・あれ、ちょっと駆、空見て」
駆「空って・・・・星空・・・・・・・は?」

 シャンシャンシャン、シャンシャンシャン    →    鈴を鳴らしながら空を飛ぶそり、もちろん操作してるのは赤い服の人

駆「・・・・・食べ過ぎか?幻覚が見える、早く寝よ」
シャル「私も・・・あれ?」
駆「シャル、早く寝ようぜ」
シャル「あ・・・うん(わずかに魔力を感じるような・・・・・・)」