>>649

 くぱぁの日か・・・・・・・・。

「安全のためにヘルメットは絶対必要です」


アラド「これがブースター付きロケット原付っすか?」
イルム「親父が送りつけてきやがった、こんなもん作ってる暇があんなら仕事の一つでも進めろって話だけどな」
リョウト「基本的に、才能を無駄遣いしている方ばかりですからね」
ゼオラ「以前にこれの三輪車をプレゼントされたことは聞いたことありますけど」
アラド「また誕生日っすか?」
イルム「いや、今回は完全に嫌がらせの類いだな、こんなもの使いようがないっての」
アラド「乗らないんすか?」
イルム「俺ならもっとこう・・・・スマートな普通車がいいね、これは俺の好みとは違うのさ」
アラド「・・・じゃ、俺乗ってみてもいいっすか?」


 基地の隅の、適当な場所で、

アラド「おぉ、乗った感じは普通だ」
リョウト「基本はバイクだからね、あとヘルメットは絶対に被る」
アラド「うっす・・・・じゃあ、軽く走らせてみるっす」
リョウト「スピードは上げすぎないようにね、あと怪しいスイッチに触っちゃだめだよ」
アラド「大丈夫っすよ、カザハラ博士もそんなやばいものは積んでないっしょ」
リョウト(・・・・だといいんだけどね)

 ・・・・しかし、十数分後、

アラド「・・・・よし、これで停止・・・っと」
リョウト「遠くから見てたけど、普通に乗る分には大丈夫みたいだね」
ゼオラ「けど、イルム中尉に合わせているからアラドにはちょっと大きいわよね、結構動かすの大変だったんじゃない?」
アラド「いやぁ、ハンドルが重いってなんのって(カチっ)」

 キュイ―――ン

リョウト「アラド、今何か押した?」
アラド「え、何も・・・って、うわぁっ!?」

 ドゴン、ギュイ――ンッ      ・・・・・・     ズガガ―――・・・ンッ

 
 場所は変わって医務室で、

カイ「貴様ら、いったい何をしているか!?」
リョウト「申し訳ありませんでした!」
ゼオラ「私たちの監督不届きです!」
カイ「よし、今回の件は上にも報告がいく、処罰は覚悟しておけ!」


ゼオラ「アラド、大丈夫?」
アラド「頭ちょっぴりくぱぁって割れたけど、安静にすれば大丈夫だって、リョウト少尉の言うとおり、ヘルメットつけといてよかった」
ゼオラ「・・・アラド、約束して、もうカザハラ博士の発明品には乗らないで」
アラド「え・・あれ、結構・・・ゼオラ「ア・ラ・ド?」・・・すみませんでした」
リョウト「カザハラ博士の発明品、イルム中尉が本当に嫌がっている理由がようやくわかったよ」

 
 ドラクエビ○ダーズで実際ロケットブースター付きバイクがいたけど、実際あれやばいよね。」