ディアナ「ガンガントレット…、オーバードコア…。 なるほど…
     まずフレームとなる大型の重砲を用意してそれらのメカニズムを取り込み
     Fatel Eroor!を強制的に内部で起こして機関のリミッターを解除、
     圧縮術式を内蔵した複数の薬室を外付けパーツとして用意して
     暴走するエネルギーを無理やり圧縮して押さえつけ、臨界直前でパージし、
     術者の魔力をトリガーに一気に放出するような重砲を作るべきかと提言します」
エルランド「てめーは一体何を言ってるんだ…」

ギルド:シャーローン 395000エンの揺り籠の行方

ニュクス「ゴーレムも厄介な相手だったけど種が判れば大した事無かったわね」
ディアナ「最初のあれには驚きましたがエルランドの老木の弓と
     私のマジックシールドである程度対処可能でしたしね。」
エルランド「俺としては回復に補助に…、とにかくひたすらに怠かったぞ」
シラハ「あはは…、でもそのおかげで攻撃に専念できたからボクはありがたかったよ」
ニュクス「そして…ぱんぱかぱーん! これよっ、クレイドル!
     とにかくすっごく高かったけど、なんかものすごいスキルがついてて
     めちゃくちゃ強いらしい鎌っ! 次の階層で早速試し切りするわよ!」
ギュスタヴ「その前に評議会に報告しないとね」

 …

ニュクス「レムスへの報告も終わったことだし…、さあ、着いたわよっ2層に!」
シラハ「へぇ、酒場の話でも聞いてたけど随分と岩だらけだね」
ニュクス「それと、見た感じこの辺りは見通しがいいわ。 簡単に魔物が見つかりそうね!」
エルランド「魔物にも見つかりやすいって事じゃねーか…。 だりぃ…
      はぁ…、おいむらさき。 早速試し切りの相手か来たぞ」
ギュスタヴ「はしゃぎすぎで無理はするなよー?」
ニュクス「わかってるわかってるー。 さーてまずは痺止の鎌で…、どっかーん!」

 スパッ

エルランド「ほぉー、これは見事な鳥の切り身だな」
ディアナ「骨まで綺麗に切れましたね」
シラハ「へぇ、素敵な切れ味だね!」
ニュクス「…」
ギュスタヴ「ん、どうしたの?」
ニュクス「…、つ、次は爆発! バーンと決めてみよー!」

 しゅごおおおぉぉぉっ

ディアナ「素晴らしい火力…、そのメカニズムを持った重砲が欲しい程です」
エルランド「文字通りの消し炭になったな」
シラハ「これはちょっと魔物がかわいそうかな…」
ニュクス「…これ、ギュスタヴにあげる。 大事に使いなさい。 私はあんたの鎌を使うから…」
ギュスタヴ(あまりの威力に怖くなったのか…)
エルランド(怖くなったんだな)
シラハ(リーダー、ちょっとかわいいかも…)
ディアナ(あの爆発…、研究する必要がありそうですね…。 理想の重砲の為にも)