唐突に大市でのお話

ギルド:シャーローン エルランド、本気出す

ニュクス「おーい、新しい素材持ってきたよー!」
セリク「いらっしゃい。 今度はいったいどんな樹海の素材を売ってくれるんだい?」
ニュクス「えっと、これを5つとこの一纏めの束と…ああ、ギュスタヴー
     あの素材って誰が持ってたっけ?」
ギュスタヴ「あの素材は確か…シラハが持ってたかな?」
シラハ「ボクのカバン? …ん、あったよ。 はいこれ」
セリク「まいどっ! そういえばさ、この間頼まれてた重砲の素材なんだけど、アレってどうなったんだい?」
ニュクス「うん…? あぁーっ! 忘れるとこだったわ! 誰か持ってない?」
エルランド「あー、アレか…ほーらよっとまめすけぇ。 この素材でいーんだろ」
セリク「うーん…、別にいいんだけどさぁ。 身長的に大差ないんだからまめすけはやめてよ」
エルランド「いーや、まめすけより俺の方が絶対に身長はあるはずだ
      そうだな、この際確かめようじゃねーか!
      おい、ないちち! 俺とまめすけの身長を測りやがれ」
ディアナ「貴方にしては何時に無くやる気じゃないですか。 まあいいんですけど」
エルランド「いいか? 俺は普段は、特に戦場では本気を出さない…
      何故なら、本気を出すっつーことは余力と冷静さを失うって事だ
      戦場で余力と冷静さを失えばあーっという間に全滅するぜ
      だからこそ『今』だ…! 本気を出すなら『今』しかねぇっ…!」

ディアナ(何をどうすれば身長で本気が出せるのか理解し難いです…)
ニュクス(そもそも本気を出した所で身長が変わる訳でも無いでしょ…?)
ギュスタヴ(まったく…、そのやる気を普段に活用して欲しいな)
シラハ(実際、助かってはいるんだけどなぁ…)

セリク「まあ、エルランドがそれで満足できるならそれでおいらは構わないよ」
ディアナ「じゃあ、測りますね。 まずはセリクから…。 …っと次はエルランド、測りますよ? …」

ディアナ「…、エルランドの方が0.6センチだけ高いです…」
セリク「そっか」
エルランド「ふふん♪」
ニュクス「…はい?」
シラハ「えぇ〜…」
ギュスタヴ「…たったそれだけで?」
エルランド「…よし! とゆー訳だ、勝ったんだからこれからもまめすけって呼ばせて貰うぜ?」
セリク「しょうがないなあ、負けは負けだからね」