【PS0】PSZのサリサはボクっ娘カワイイ レスタLV3
女キャラでサリサEDにしたのにやっぱり、あくまでも友達であることを強調されて泣いた
くやしいからこれからも「友達」って言われてショック受けたフォマ娘を
アナさんが精神的にも肉体的にも慰めてあげるSS書いてやるぞちくしょー ふふふ。
ラブラブイベント沢山のヒューマンでサリサの好感度最高にしたのに、
性別というちっぽけな壁に阻まれると泣けるよね。orz
イベント見る為だけにもう一本買おうかなあ…。
ちくしょう…
CERO Bくらいになればサリサ百合ENDも有り得たのだろうか?
あわよくばカイさんとのガチホモENDも(ry 一般的に百合よりBLの方が需要も市場も大きいもんじゃないのかな?
知らんけど たとえ需要あったとしてもここはあくまでサリサ萌えの紳士のスレだ
これだから雑食は困る
とりあえず、いつかDSiでサリサを愛でたいです
そんな自分は長女m…おや、こんな時間に宅配か? ココ子の専用クエがあっても良かったな。
んで、もうちょっと出現率上げてほしかった…。 ガチャ1回目でサリサ出たので記念にうp
http://sylphys.ddo.jp/upld2nd/game2/src/1238604006545.jpg
余談だが、台紙に載ってたアンケートの宛先が
「SRファンシースターZERO」プレゼント係になってたぜ いいな・・・俺は紀子両バージョンとツインテ汁だったぜ 顔の写真をうpらないということはサンプルと同等というということか 本スレの599だが、俺はサリサとあほ毛紀子が出た
もっと盛り上がってるかと思って来てみたんだが・・・
とりあえずサリサはローレグ穿いてましたと報告しておきますね
>>232,255
まとめてポイッ
ttp://imepita.jp/20090402/829210
>>253
>SRファンタシースターZERO
一瞬パチンコにでもなるのかと 頭部もぶっちゃけコンパチだし、身体もリペイントすらないし、塗装がかなりあまかったりで
かなりヒドイ出来だよね
でも、一番憤慨したのはマグ用のジョイントが身体に直接差し込まなきゃダメってことだ!
接続穴あったら好きなアングルで飾れないじゃねぇかよ
台座があるんだからそれを使えばいいのに・・・orz たしかに、全員ハニュみたいに台座に挿すタイプだと良かったのに
マレイなんかサリサの前に出ちゃってるし
まあ、紀子や汁の肩までの長さの棒はカプセルには入らないんだろうけど
ダブったら改造してみるか ローライズのパンツから割れ目がはみ出てるとことか
異様に気合い入ってるよな 「浮かび上がってる」じゃなくて「ハミ出てる」のか… パンツ脱がせて中まで造ってある奴は異常
別にR-18商品じゃないけど具まで作ってあるこわい >>263
一応言っとくけど
はみ出してるのは、尻の割れ目の方だからな? 前がはみ出てたら、ニューマンどんだけ露出狂なんだよw
まぁ、前の股上もそうとう浅いんだけどな
てか、いい年こいてガチャフィギュアのパンツ眺めてる俺って・・・
キモチワルイデスカ・・・ソウデスカ・・・ ガチャやったけどサリサじゃなくてニセサリサが出てきた… ガチャのやつ10回まわしたらハニュ7個でたぞ
どうなってんだ 種類多くないからな…。
引くやつは引くだろうねえ…。
袋から出して入れるときにきちんとまぜまぜしてないから、
もともとのカタマリがそのままセットされて、
下のほうが同じ種類の奴ばっかりになったりするんだよ。
せめて最初の4個か5個ぐらいは違う奴をハメとけと思うんだが。 最近、ガチャのサリサを例のクエストで出た偽サリサだと思うようになったら
なんか出来がいいような気がしてきたw サリサの偽者は元は女なの?口調からして男に思えてきたんだが
そうするとなんというへ(ry
あとニューマンの頭の突起物がうさみみに見えてしょうがない、隊長とかマジ萌(ry
月とうさぎとかそういう狙いなのか?だとするとサリサは餅だな
ペッタンコ ペッタンコ
ニューマンの頭のアレはどう見てもうさみみです
隊長のピンと立ってるのもいいが、ハムの前に垂れてるやつが一番かわいいとおもう
隊長剣のミリオンレイブ固定も狙ってんだろうな
うさぎうさぎ、何見て跳ねる
って隊長ぴょんぴょん跳ね過ぎ
今週号のTOLOVEるに出てきた女体化ペケって
どうみてもサリサなんすけど (そのうちやるかもしれない)カラー絵でピンク髪とかだったら確実だなw
むしろサリサ色でお願いs(ry >>283
月にいるのはうさぎって事で、ニューマンのコスはうさぎ系。
乳の尻にはうさしっぽが付いてるし、隊長なんてバニーボーイだし。
ぽんの帽子にはうさ帽子もあるし。 ttp://isekotoba.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/mjd15161.jpg >>288
執事タイプだと思ってたのにな…。
でも、女の子の身体に密着するのにジジイはマズイか。 ララの服を研究する為なんだから
おっさんの姿で女の子ガン見してたらヤバいだろうw
ところで、だれか>>288の画像をサリサカラーに塗り直してはくれまいか? あの声でこのショタ・・・これは貴重な・・・
あっいやもちろんサリサのほうがかわいいよ
でもサリサをおとこのこにするわけにはいかないだろ?・・・いやまてよ フリーのマッチング待ちの暇つぶしにやってみた
テキトーなので赤すぎるだの塗りが汚いだのは却下です
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/game2/src/1240433584761.jpg TOLOVEる読んでたけどここ見るまでサリサに似ているなんて全然気付かなかったなあ
そもそも男だと思っていた
胸大きさとか 某スキマのうpろだ眺めてたらサリサの18禁画像が載ってた。
ケシカラン。実にケシカラン。
ここはピンクちゃんねるでもなければ角煮でもないからな、うpするわけにもいかんしな。
とりあえず画像は証拠として保存した。 >>298
見つけられなくて悲しみで俺の寿命がマッハなんだが…… さっき潜在復活つきマッハつくったらイレギュラーでマカカジャがついた
これで勝つる! 俺はもっと硬そうな方が好みだなぁ
というか「機械の身体に欲情するなんて、とんだ変態ですね」くらいは罵ってくれ!! キャストの体は柔らかいんだよ
じゃないとリンドウさんのおっぱいの存在意義がっ・・・
あれ、サリサは? キャスト話はオギスレかキャラ総合行ってくれ
只でさえ過疎ってんだ
サリサ立ち絵だと髪がピンクなのにモデルだとドギツイ赤で困る レスが付いたらチェックするだけだな・・・
さすがに話題がない
最近はフリーばっかりでサリサに会ってもいないし 朝から俺は何やってんだろう
ttp://www.seospy.net/src/up11635.jpg 3Dカスタムなんとかのアレで
サリサ再現してる画像があったんだが、
衣装作った猛者がいるっつーことか。 久々にSSでも書いてみようか…。
誰か何かお題おくれ。 >>319
>>313見て浮かんだから 学園もの希望してみたりw >>319
遺跡から発掘されたネコミミやメイド服の有効的な利用法について 出来たー!
とりあえず学園モノを…と思ったんだけど、想像以上に長くなってしまった。
皆さん支援ヨロ。
つか、コレを学園モノと言えるのかどうなのか…。 PHANTACY STAR SCHOOL
「それじゃ、今日の依頼はウチの学園のマドンナからだ。『最近、見知らぬ男性に後をつけられているようなんです。それも外だけでなく、
学校内でも見かけるのです。目的がわからず、正直少し怖いです。でも学園の生徒である可能性も高く、警察沙汰にしてしまうのは気が引けます。
より良い解決の為、どうか皆さんのお力をお貸しいただけないでしょうか?』だとさ」
カイ部長が依頼書を読み上げる。俺の隣で話を聞いていたサリサは内容と依頼主に反応して立ち上がった。
「うわぁ、ストーカーかあ…。でもあの先輩からの依頼なんだ?なんかやる気出てきちゃうな。同性のボクから見てもステキなヒトだもん。
スタイル良いし肌もキレイだし、頭がいいのに優しいし」
「そうかぁ?オレはちょっと苦手だな。いい奴には違いねえけど、堅ッ苦しくてなー」
「それはカイがすぐ調子に乗るからだよ。アナ先生も言ってたよ?『カイ君は面倒見が良くて頼りにはなるんだけど、羽目を外しすぎる時がある』って」
「へいへい、悪うございましたねー」
カイは反省しているのだかしていないのだか分からない顔で肩を竦めた。まあ、この人はこの位で丁度いい。基本的にムードメーカーだから、
あまり大人し過ぎても調子が狂う。
俺は改めて依頼の内容を確認する。
「それで、つまり今回の依頼はストーカー対策ってこと?でも、最終的にどうしたいんだろう?ブン殴って退治しろってわけじゃないんでしょ?」
「ああ。まあ、その辺りは下手人をとッ捕まえない事にはな。目的次第で対処も変わってくるだろう」
「どっちにしたってストーカーなんて絶対に許せないよ!早速調査に入ろう!」
サリサはやる気満々だ。やはり女の子としては他人事じゃないのだろう。俺だって男として姑息な真似は許せない。
「よし、行こう!」
ここは私立大論(ダイロン)学園。
私立でありながら学費は公立並み、それでいて設備や指導は最先端という所から、最近人気が急上昇中の新興校だ。
理事長であるダイロン氏が、その卓越した経営手腕と教育理念で一から作り上げ、たった10年で全国から教員と学生が集まるまでになっていた。
しかし、人が多くなれば当然いざこざも増える。そうなってくると教師や生徒会だけでは対処しきれなかったり、
逆にそういった者達に相談しにくい問題を抱えたりする者も増えてきたりする。
俺達はそんな学園の中で起きるトラブルを解決する厄介事請負人『トラブルハンターズ』。
幾度の難事件を解決してすっかりお馴染みとなり、いつしか人からは『ハンターズ』と呼ばれていた。
「それじゃ、護衛開始だ。言うまでもないが今は情報収集優先だからな。あからさまに怪しい奴がいても手は出すなよ?」
依頼人との打ち合わせを終えた俺達は先に出て配置を確認する。カイは通学路を先行、俺とサリサは距離を開けて後方を
ついて行くことになった。
「うん。…でもいいのかな?確かに一緒にいてくれた方がボクも心強いけど、情報収集だけなら分かれた方が効率いいんじゃない?」
サリサがチラリとこちらを見ながらカイに訊ねる。
「いや、オレは先行するから問題ないけど、後ろを男子一人でついていったらそれこそストーカーに間違われるだろう?
サリサが一緒なら遠目にはカップルに見えるだろうし、護衛をカモフラージュするのに丁度いいと思ってな」
「カ、カップル…。ボクたちが…」
カイの説明にサリサが顔を赤くする。いや、そこに反応されると俺の方も照れるんですが…。
「そ、そっか。ストーカーにばれちゃったら意味ないもんね。ちゃんとカモフラージュしないとだよね」
「そういうこと。それじゃあ、オレは先に…」
と、カイが歩き出そうとしたその時、不意に後ろから声が掛かった。
「お前たち、今度は何をしでかすつもりだ?」
「…うわ、レーヴェ…」
振り返ったカイがあからさまに嫌そうな顔をする。そこに立っていたのはモデルと見紛うばかりの長身の美形。大論学園生徒会長のレーヴェ先輩だった。
スポーツ万能、成績優秀、容姿端麗で実家は金持ちという、少女マンガから抜け出してきたようなスペックを持ち、前回の選挙で8割の支持を集めた
完全無欠の生徒会長である。しかし究極的に堅物な上、常に偉そうな態度を崩さない為、「個人的な付き合いはしたくない生徒会役員No.1」の称号も
得ていたりする(但し男子に限る)。
カイとは反りが合わないらしく、入学時から何かにつけて対立していたようだが、ハンターズを結成してからはそれがより顕著になっているようだった。
「“会長”を付けろ、無礼者め。全く、いつもいつも生徒会の与り知らぬ所で勝手ばかりをしおって。ダイロン理事長の庇い立てさえなければ
貴様らのようなイレギュラーなど誰が…」
こんな感じである。
「ヘッ、助けを求める声があるから手を貸すんだよ。お前にどうこう言われる筋合いはないね」
「なんだと?」
「会長、時間が…」
言い合いになりかけた所で、脇から他の役員が声をかける。どうやら何か用事があるようだ。
レーヴェ先輩は渋々話を切り上げると、すぐに立ち去ってしまった。
「ったく、相変わらず柔軟性のない奴だ…。んじゃ、オレも行くぜ。二人とも、しっかりな」
「うん。そっちも」
「頑張ろっ!」
支援。
なんか所々改行が変というか、区切る位置間違えてねえ? 俺達は早速護衛を開始した。
話によると、人の気配を感じるのはほぼ毎日だという。しかし単に見つかってない時があるだけで、実際は“ほぼ”ではないというのが
俺たちの見解だ。ならば今日も現れるはず。上手くすればすぐにでもカタが着くかもしれない。
俺とサリサは護衛対象から一定の距離を開けたまま、近づきすぎないよう離れすぎないよう歩いていた。
「ねえ…、ボクたち不自然じゃないかな?」
「うーん、まだ人通りもあるし、少なくとも目立つことはないんじゃないかな?」
それは俺たちだけでなく、ストーカーにも言える事だ。現時点では人が多すぎて絞り込むことは出来ない。
「そ、そっかぁ。でも、今の内に自然な感じにしておいたほうがいいよね?」
「うん、まあそれはそうだけど…。どうするの?」
「え、えと…こう…」
俺の隣を歩いていたサリサはその距離を更に縮め、肩がくっつく位にまで近づいてきた。
「え!?さっ、さりさ?」
「大きい声出しちゃダメッ!ボクたちは今その…一緒に帰宅してる…か、カップルなんだから!」
そう言いながら、今度は俺の手をそっと握ってくる。握るとは言っても指先で指先を軽く包むような感じだ。サリサは表情を見られまいと
下を向いているが、わざわざ顔を覗き込むまでもない。その握り方と先端まで赤くなった耳が、その照れ具合を教えてくれていた。
「そ、そうだな。カップルなんだもんな」
俺も少し開き直ることにした。指先だけというのも中途半端というか、却って恥ずかしい気がしたので、改めてその手を握り締めた。
「あ…」
照れくさくて、とてもじゃないがサリサの方を向けない。サリサがこっちを向いている気配はするが、俺は顔を向けられない。
でもきっとバレているだろう。俺だって今、耳の先端まで熱いのだ。
キュッと握り返されたその手に、“バレバレだよ〜”と言われた気がした。
「ん?」
何度か道を曲がり、人通りが少なくなってきた所で俺は一人の男に目を留めた。
どうにも挙動が不審だ。落ち着きがなく、歩く足には妙に力が入っている。
(あいつか?)
心なしか早足になっている気がする。注意深く挙動を見張っていると、男は突然先輩のいる方に向かって走りだした!
俺も慌てて走り出す。手は出さないように言われていたが、相手が直接的な暴力に走るようなら話は別だ。全力疾走で追いすがる。
そして今まさに捕まえようとしたその瞬間、男は急に方向を変えた。俺の手は目標を失い、空を切る。
(フェイント!?)
後ろの気配に気づいたのか?と戦慄したが、男はこっちを見ていない。走り続けたままどんどん遠ざかって行く。
「あ、あれ?」
やがて男は近くの公園に入ると、そのままトイレへと駆け込んだ。
「……」
無駄なエネルギーを消費した俺は、サリサが追いつくのを待って合流した。
「大丈夫だった?あの男は?」
「あー…、勘違いだったみたい…」
「そうなんだ、危なくないなら良かった。…じゃあ、もう一回手を…」
と、サリサが手を伸ばしたその時、物陰に動く人の足が見えた。
「!」俺は咄嗟に身体を向けて目を凝らす。…が、やはり勘違い。そこにいたのはヨボヨボの老婦人だった。
「はあ、なんだ。…って、あれ?サリサ?」
振り向いた時、そこにいるサリサさんは不機嫌でいらっしゃった。さっきまで笑顔だったのに、今はジト目で冷たく睨んでいる。
「…随分熱心だね」
「え?」
「何か凄く入れ込んでる気がする。…そっか、ああいう人がタイプだったんだ」
「ちょっと、サリサ?」
「そりゃボクなんかよりああいう人の方がいいよね。ボクなんてチビだし、胸もないし、すぐ怒るし…」
なんだか知らないけど、コンプレックスを刺激されてるらしい。拗ねている。物凄く拗ねている。だが…、
「そんな風に言うなって。サリサは今のままでいいんだ。他の誰かみたいになんて、ならなくていいよ…」
「…だって…」
「いいんだ、そのままで。俺は今のサリサが…」
ブルルルルル…ブルルルル…
「!!」
突然、携帯のバイブレーターが動き出す。見透かしたかのようなタイミングでかかってくる電話に心拍が跳ね上がり、
ドッと冷や汗が出る。
発信者はカイだ。やっぱり見られていたのか?いや、位置的にそれはない。…となると、何かあったのだろうか?
俺はボタンを押すと、小声で応答した。
「もしもし?何かあった?」
「いや、何もない。定期連絡しとこうと思ってな、そっちはどうだ?」
「ああ、うん。コレかと思ったのは皆ハズレだった。…特に異常は…ん?」
その時だった。ふと前方を見やると、依頼人の後方に身を潜めている人影を発見した。今度は見間違いじゃない。
物陰に身を隠し、視線だけは前に向けている。
「どうした?」
「いた…!」
「さて、事情を説明してもらおうか」
「というか、ぶっちゃけストーキングは止めろ。みっともない」
「なっ、なんだテメエら!?」
俺とカイはタイミングを見て飛び出すと、犯人と思しき男を挟み撃ちにした。
サリサは依頼人に付き添い、近くで待機してもらっている。
「ハンターズだ。彼女からの依頼でな、最近知らない人間に後をつけられているから調査して欲しいという事だったんだ。
そうしたらいかにもな怪しい男がいたんで、こうして声を掛けたってわけさ…って、あれ?お前ガラハ?」
「知ってるの?カイ」
「ああ、ガラハ・ダン。ウチの学年で隣のクラスだ。そうか、お前が…」
「チッ」
男…ガラハが忌々しげに舌打ちする。自覚はあったのだろう。暗に認めたというか、誤魔化す気もないようだ。
「彼女が好きならストーカー紛いの事をしないで普通に告白しとけ。怖がらせた所で誰の得にもならんだろう」
「うるせえ!テメエにどうこう言われる筋合いはねーんだよ!偉そうに説教コイてんじゃねェ!」
ガラハは噛み付かんばかりの勢いで食って掛かる。
「あのなあ、これ以上続けると話がもっと大きくなっちまうぞ?」
「ああ、イイじゃねえか!上等だよ!ついでに色々オプションつけて、学園の名前も地に落としてやらあ!」
「お前な…」
「止めたきゃ力ずくで止めてみな!そん時ゃハンターズの仕事は暴力で解決するもんだって広めてやらあ!」
流石のカイも渋い顔をしている。このガラハという男、動機も言動も情けないことこの上ないが、知恵だけは回るようだ。
俺たちが殴らないのは名前云々でなく、ハンターズの信条として力ずくの解決を善しとしないからだ。
ハンターズの名を背負う以上、個人的な感情で暴走することは許されない。
「ならば一個人の拳であれば構わないな?」
「え?」
「おま…」
「な!?」
突然割って入ったその男に、全員が呆気にとられる。そして事態を把握するより早く、その拳はガラハの横っ面に叩き込まれた。
「ぐあっ!!」
力の篭ったキレイなフックが命中し、ガラハはもんどりうって倒れこむ。
意外な人物のあまりに意外な行動に、俺は名前を呟くことしか出来なかった。
「レーヴェ会長…」
そう。ガラハを殴り飛ばしたのはレーヴェ生徒会長。全校生徒の上に立ち、由緒正しい家柄と、それに頼らぬ実力で将来を嘱望されている、
俺たちなんかよりずっと多くのモノを背負っている人。その人が、
「どうして…?」
「話なら別口から聞いていた。…どうしてもこうしてもない。お前たちには殴れない。だから私がやった。それだけだ」
本当に淡々と、当たり前のことのように言ってのける。
「理由になってない!どうしてあなたがそこまでする必要がある!?あなたはいつも立場や名誉を大切にしてたはずだ!
なんでそれらを台無しにするような真似をするんだ!」
自分の事ではない。恩と言えるようなものを受けた記憶もない。だが、それでも問い詰めずにはいられなかった。
「簡単な問いだ。“私にとって彼女の存在はそれらより重い”。それが答えだ」
「え…」
「レーヴェ、お前…」
驚く俺とカイを尻目に、レーヴェ会長は倒れこんだガラハに言い放つ。
「ガラハ。お前が彼女を苦しめ続けるのであれば、私はそれを許さない。あらゆる手を使ってお前を止めてみせる。
…いや、お前だけじゃない。 彼女を脅かすもの、その全てから彼女を守ってみせる」
ガラハは三白眼を吊り上げてレーヴェ会長を睨みつけるが、会長は全く動じない。
やがて観念したように息を吐くと、夕暮れの歩道で大の字になって転がった。
「チッ、…俺の負けだ」
「こんな所で横になるな。歩行者の迷惑だ」
「細けえんだよ!どうせ俺たち以外いねえだろうが」
そしてもう一度息を吐くと、
「…なら、行けよ」と、レーヴェ会長を促した。
「なに?」
「彼女に告白してこいって言ってんだよ!」
「なっ!?」
それまで冷静だった会長が一気に赤面し、動揺し始める。ガラハはガバっと身体を起こすと、レーヴェ会長に詰め寄った。
「テメエ!あんだけデカイ事言って人をブン殴っておきながら『告白する勇気はありません』とかぬかすつもりじゃねえだろうな!?」
「う…!む…」
形勢逆転。顔に出すまいと必死だが、明らかに会長の方が気圧されている。
「しかしだな、流石にもう彼女も家に着いてしまっている頃だろう。今からというのは…」
「あ、大丈夫です。近くの公園で待機してもらってますんで」
そして俺も助け舟を出してみる。
「なあっ!?」
「ああ、犯人間違えたり、状況によって動きが変わるかもしれなかったんでな。ちなみにそこを右に曲がってすぐの所だ」
カイも親切に案内してくれる。努めて真面目な顔をしているようだが、目は笑ったままだ。
「いやっ、そのっ!」
「あ、サリサ?うん、片付いたよ、もう心配ない。…うん、…うん、そう。それで、それとは別件なんだけど、
これからレーヴェ会長がそっちに向かうから、サリサは戻ってきてくれる?…うん。はっはっは。じゃあヨロシク」
俺はプツッと電話を切った。声の調子からサリサも察してくれたようだ。
「というわけで会長、お膳立ては整いました」
「貴様らぁぁぁッ!!」
ハンターズのチームワークを舐めてはいけない。言葉はなくとも心は一つだ。
「ああ、これで後には引けなくなっちまったな。サリサが戻ってくるから彼女は一人になっちまう。
真面目な子だから、お前が来るまで待ち続けるんだぜ?きっと」
「おまえら…」
言いだしっぺのガラハまで呆れたような視線を送っているが、気にしない。
支援。
この連投だけで前スレの文書量に追い付くんじゃなかろうかw 「…わかった!行けばいいんだろう!ああ、行ってやるとも!だが、お前らはついてくるなよ!?」
「わかってるって」
会長は公園に向かって歩き出す。ああ言った以上はきっとやるだろう。正直ライブで見てみたいが、そこで茶々をいれるような
無粋な真似はすべきでない。結果は後日にでも聞けばいいのだ。
「あ、いたいた」
と、入れ替わりでサリサが戻ってくる。
「うわー、驚いた。まさかレーヴェ会長が…」
「ああ、俺たちも驚いたよ。ま、後のことは本人達の問題だし、俺たちは退散しよう」
「…フン」
ガラハは鼻を鳴らすと、挨拶も抜きに立ち去った。…彼はもう大丈夫だろう。憑き物が落ちたようにサッパリした顔をしていた。
「んじゃ、オレたちも帰るか」
カイが先に歩き出す。帰り道は会長たちのいる公園の近くを通るが、木に囲まれているから普通に話す分には互いの声は聞こえまい。
だからか、サリサも小声で話しかけてきた。
「ねえ、本当はちょっと惜しかったりしない?」
「え?何が?」
「先輩のこと。ああいうタイプが好きだったんじゃない?」
「だから違うって!先輩は先輩、サリサはサリサ。それでいいじゃないか」
「うーん、そうなのかなあ…」
「そうなの。…俺は今のままのサリサが…」
「え?」
「いや、何でもないっ」
「えー、何?もう一回!もう一回言ってみてっ」
サリサが俺の腕を掴んでブンブン振ってくる。と、その時
「は、話というのは、ですね!」
少し後ろの方からレーヴェ会長の声が聞こえた。
(シーッ、シーッ!)
俺たちは人差し指を口に当て、忍び足でその場を離れる。そして完全に離脱した直後、その言葉は確かに耳に届いた。
「好きです!オギ子さん!!」
ついにやった。
彼は自分の思いのたけをぶつけたのだ。その後の会話は聞こえないが、確かに彼の勇気は本物だった。
しかし改めて思う。
聳え立つような高身長、前後に幅のある厚い胸、白く輝く磨き上げられた肌(プレート)…。
確かに、どれもサリサにはないものだが、だからと言って必要というわけでもないものだ。
やっぱりサリサは今のままが一番いい。しみじみそう思う。
「でも、ちょっとうらやましいな」
「ん?」
「あんなにハッキリ好きだって言ってもらえて」
「へ、へー…」
「ボクも言ってほしいなあ〜。誰か言ってくれる人はいないかな〜」
わ、わざとらしい。俺が答えに詰まっていると、サリサは振り返っていたずらっぽく笑った。
「なんてねっ!さ、帰ろう。カイはもう行っちゃったよ」
「あ、ああ、そうだな」
俺はサリサと一緒に歩き出した。今回はタイミングを逃しちゃったけど、いつか必ず言葉にして伝えよう。
今日は一先ず、ゆっくり休もう。
また明日、誰かの力になる為に。
その晩、深夜のファミレスで泣きながら語り合うレーヴェとガラハが目撃されたのは、また別のお話である。
おしまい
出てこないなと思ったらそのオチか!!!
みんな大好き、オギ子さんw やっぱあんまし評価ないなw
オリジナル臭入れちゃうと抵抗あるわなー。
いや、それ以外にも色々あるだろうけど…。
まあ、過疎の中のネタフリって事で、勘弁して下され。 ネタ振っておいて反応なくてスマソ
個人的には面白かったよー オギ○さんの存在をオチまで忘れてたwww
気が向いたらまた何か頼みますw そう言ってもらえると救われるw
駄文ながらも書いた甲斐があったというもの…。
新人さんも時々入ってるみたいだし、少しは賑わうといいなあ。