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CDブートの回復コンソールディスクを作る
Windows XP がセーフモードでさえも起動しなくなったとき、回復コンソールは有効な手段です。

Windows 9X系の場合はMS-DOSの起動ディスクをあらかじめ作っておく機能を持っており、その起動ディスクからコマンドを駆使してWindowsの修復を図ることができます。
ところがXPにおいては、ファイルシステムがFAT32ではなくNTFS である場合、MS-DOSからではOSがインストールされているパーティションにアプローチすらできません。
フロッピードライブから起動したMS-DOSから A:\>C: を実行すると『無効なコマンドです』と言われてしまいます。何もできないのです。

マイクロソフトが、修復のために用意した手法が「回復コンソール」です。回復コンソールを起動するには次の3つの手段があります。

Windowsインストール用CDROMを使って起動し、途中の選択肢に従って回復コンソールを起動する。
I386フォルダあるいはWindowsインストール用CDROMにあるwinnt32.exeを/cmdconsオプションで実行し、回復コンソールをインストールしてから使う。この場合、普段用いているOSと回復コンソールのマルチブートになる。
マイクロソフトがネット上で配布しているインストール用起動ディスクセットアッププログラムを入手し、それを使って6枚のフロッピーディスクを作製し、そのディスクを使って、途中の選択肢に従って回復コンソールを起動する。
1の方法ですが、Windowsインストール用CDROMを所有している人は問題ないのですが、メーカー製のプレインストールパソコンでは(リカバリーCDはあっても)インストールCDが付属してこないのが普通で、その場合この方法は選択できません。

次に2の方法ですが、起動不能トラブル発生前にあらかじめ回復コンソールをインストールしておく準備の良い人は少ないでしょう。さらにプレインストール機では、S
ysprepとの兼ね合いで、正しいAdministratorのパスワードを入力してもパスワードが間違っていると言われてしまい、回復コンソールを起動できないという問題もあるそうです。