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従軍慰安婦問題を考えるための基礎知識(政治家発言集) S.S

 日韓関係や従軍慰安婦関係などで問題となった政治家たちの発言集・その他の関連 記事です。
とりあえず、手元にある資料や朝日新聞のデータベースを使ってまとめましたので参 考にして下さい。日付などでまちがいがあったり、不十分な点や誤報があれば指摘し て下さい。
小林氏のいう「マスコミのタブー」とはこのような政治家の「妄想的発言」のことで すね。

1953年10月6日
 第三次日韓会談(日本側の主席代表は外務省から久保田貫一郎氏、韓国側からは、 駐日公使の金溶植氏)で久保田氏が「日本としても朝鮮の鉄道や港をつくったり、農 地を造成したりしたし、大蔵省は、当事、多い年で2千万円も持ち出していた。
これ らを返せと主張して韓国側の政治的請求権と相殺しようということになるのではない か」「記録にとらないでほしいが・・・私見としていうが・・・、当事日本がいかな かったら中国かロシアが入っていたかもしれない」と発言。
 また、「カイロ宣言」の「朝鮮人民の奴隷状態」であるということについて、久保 田氏は 「私見ではあるが、それは戦争中の興奮した心理状態で書かれたもので、私は奴隷と は考えていない」と答えた。
 そして、10月20日の第3回会談で、金氏が「日本が韓国を統合することによって韓 国に恩恵を与えた、と今でも信じるのか」と質問し、久保田氏は「その言葉は韓国側 で日本の韓国統治のマイナス面だけを述べるので、
プラスの面もあるということを述 べたのである」と回答。更に金氏が「それではこの発言は公的発言であったのか」と 質問すると「もちろん個人として述べたものではなく、公的資格で述べたものである 。
しかし、政府の訓令によったものではない」と答えた。21日、韓国側は「発言の撤 回」を要求するが、久保田氏はそれを拒否し、会談は決裂終了した。
 この「久保田発言」に関しては、その後国会で取り上げられるが、それを支持する 発言が多数だった。社会党も的外れな批判しかしていない。