【惨敗土挫】最近のWindows Updateは、本当にどうかしている(と思う)【阿鼻叫喚】 [無断転載禁止]©2ch.net
2017年8月の定例のWindows Update後、Windows 10 バージョン1607とWindows Server
2016の「更新の履歴」が消えるという事象に遭遇しました。その翌週には、これら
のOSに対し、累積的な更新プログラムが提供されました。その累積的な更新を数台の
仮想マシンにインストールしようとしたら、丸一日かかってしまいました。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1708/24/news020.html Windows Update、特にWindows 10で大きく変更されたWindows Updateは、本連載で何度も取り上げているトピックです。
しかし、PCやネットワークが重くなる、すぐ使いたいのに更新のための再起動に阻まれる、ダウンロードや更新が一向
に進む気配がないなど、Windows 10のWindows Updateで苦労している方も多いと思います。筆者は、仕事用、家庭用
の物理PCに加えて、検証環境用に複数の物理マシンと大量の仮想マシンをメンテナンスしており、ここ最近は何度か
Windows Updateのトラブルに遭遇しています。 Windows 10のWindows Updateの大きな変更点の1つである「累積的な更新プログラム」による更新は、
大きなメリットがあるのは事実です。特に、Windows 10を新規インストールする場合がそうです。 例えば、最新の累積的な更新プログラムとAdobe Flash Playerの更新のインストール、Windows Defenderの定義の更新、
悪意のあるソフトウェアの削除ツールの実行、これら数個の更新プログラムをインストールするだけで、短時間で最新状
態にまで更新できるからです。 以下の画面1は2017年8月4日に新規インストールしたWindows 10 Creators Update(バージョン1703)ですが、
インストール直後の数個の更新プログラムで、その時点で最新ビルド「15063.502(KB4032188)」に更新され
ました。 最新ビルドになったWindows 10は、毎月の定例更新、あるいはその間に提供される新しいセキュリティ更新を含まない
累積的な更新プログラムにより、既知の脆弱(ぜいじゃく)性が排除され、不具合が修正されていくわけですが、そこから
が苦難の始まりになるかもしれません。“かも”といったのは、Windows Updateに関してほとんど問題が出ないPCもあれ
ば、毎回のように何らかの問題に遭遇するPCもあるからです。筆者の評価環境にある、まっさらな(Windows Updateしか
していない)仮想マシンであっても、問題に遭遇することがあります。更新プログラムの問題であることも、もちろんありま
す。 2017年8月(日本では8月9日)の定例のWindows Updateは、あいかわらず“時間がかかる”という印象でしたが、
筆者の環境では失敗などの問題はなく、無事に完了しました。ただし、後で1つの問題に遭遇しました。 Windows 10 Anniversary Update(バージョン1607)とWindows Server 2016の「更新の履歴」(「設定」アプリの「更新とセキュリティ」
→「Windows Update」にある)が消えてしまい、「更新プログラムがまだインストールされていません」と表示されたのです(画面2)。
どちらも、OSビルド「14393」であり、「更新の履歴」が消えた後の詳細なビルドは「14393.1593」です。 この問題については、その後、以下のWebページの「この更新プログラムの既知の問題」に追加されました。
Microsoftによると、「マイクロソフトはこの問題を調査中です。可能な限り早く更新プログラムを提供いたしま
す」ということだそうです。 「更新の履歴」が消えてしまうと、更新に成功したのか、失敗したのかも分かりません。詳細なビルド番号から
累積的な更新プログラムについては判断できますが、それ以外にもインストールされた更新プログラムが存在
するはずです。