【2016年6月8日】 Windows10 ビルド14361公開 Dockerコンテナをネイティブにサポート [無断転載禁止]©2ch.net
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米Microsoftは現地時間2016年6月8日、Windows 10のプレビュー版「Insider Preview」の
新バージョン「Build 14361」をリリースした。今夏実施予定の大型アップデートに
向けた動きを急ピッチで進める中で、同社はOSのさまざまな面に改良や修正を加えた。 今回のビルドで同社は、Windows上でDockerコンテナをネイティブに実行できる機能を搭載したほか、
タッチ画面上でのペン入力機能「Windows Ink」の改良や、新しいアイコンの追加などの変更を加えた。 また、Webブラウザー「Edge」で米LastPassのパスワード管理サービスを利用するための拡張機能も公開した。 Microsoftは、Windows 10に多数の新機能を搭載する大型アップデートを
この夏に実施する予定で、これを「Windows 10 Anniversary Update」と呼んでいる。
今回のビルドは、その登場に向けた新たな一歩だ。 今回のビルドには、開発者が喜ぶ新機能もある。コンテナ機能「Hyper-V Container」を
サポートしたことだ。コンテナとは、簡単に言うと、特定のアプリケーション専用に
構築するシンプルなOS環境のこと。今回の機能では、「Windows Server 2016 Technical Preview 5」の
「Nano Server」が稼働するコンテナをパソコン上に構築でき、ローカルでテストした
アプリケーションを実稼働環境に簡単に展開できるようになる。 「Windows 10」、プレビュー版「Build 14361」が公開--バージョンは1607に
http://japan.zdnet.com/article/35083984/ 「Windows 10」のテストビルド「Build 14361」が米国時間6月8日、
「Fast Ring」のテスター向けにリリースされた。「About Your PC」ページを見ると、
このビルドのバージョン番号は「1607」と記載されており、
2015年11月にリリースされたバージョン「1511」から正式に変更された。 最も待望されてきた変更は、パスワードを管理する人気の高い拡張機能「LastPass」が
「Microsoft Edge」に追加されたことだ。この機能は過去のビルドに少しの間登場したが、
1日も経たないうちに削除された。「Windows 10 Store」では、「Adblock Plus」や
「OneNote Web Clipper」などのEdge拡張機能が既にプレビュー向けに公開されており、
今回、LastPassもそれに加わった。 Build 14361では、Windows向けDockerエンジンの新バージョン、
「Windows Server 2016 Technical Preview 5 Nano Server」を使って
構築されたベースOSイメージのほか、「Hyper-V Container」のサポートも追加された。
「Quick Start」ガイドによると、コンテナサポートは、ネストされた仮想化が
有効化されたWindows 10仮想マシンで利用可能だという。 「Surface Pro」や「Surface Book」など、ペンが付属する端末で
このビルドをテストするユーザーのために、「Windows Ink」プラットフォームに
多くの変更が加えられた。例えば、定規が長くなり、Surface Bookディスプレイの
対角線の端から端まで届くようになった。さらに、「Sketch Pad」の「clear all」
オプションがメニューバーのアイコンとして利用可能になった
(これまでは「Erase」ボタンの下に隠されており、見つけにくかった)。 Windows 10 Insider Previewを試す(第52回) - 2016年7月リリースが濃厚になったビルド14361登場
1 Hyper-VコンテナーサポートやUbuntuの互換性の向上
http://news.mynavi.jp/articles/2016/06/09/windows10/ Hyper-VコンテナーサポートやUbuntuの互換性の向上
前回のWindows 10 Insider Preview ビルド14352から数えると約2週間ぶりとなる本ビルドだが、
筆者が関心を持つのはHyper-Vコンテナーの導入を公式ブログでアナウンスしている点である。
筆者が確認した限りでは、ビルド14328からサポートし、5月末には使用するためのドキュメントが公開されていた。 Dockerはサーバーアプリケーションなどの展開を自動化するためのOSS(オープンソースソフトウェア)である。
アプリケーションを実行するだけなら一般的な仮想マシンでも十分と考えがちだが、
サーバーの環境を汚さないと同時に、必要に応じてコンテナーを起動するスタイルは
DaaS(Desktop as a Services)に近い。Windows 10の場合、Hyper-Vおよび
Hyper-Vコンテナーを有効にすることで、Windows Server 2016 Technical Preview 5
Nano Serverを実行することが可能だと、先のドキュメントで説明し、筆者も実際に
稼働させることに成功した。基本的には開発者向け機能だが、今後Microsoftが
どのように環境を整備するかによって、その利便性は大きく広がりそうだ。 Windows 10上で異なるOSが動作するという点では、BUW(Bash on Ubuntu on Windows)の存在も大きい。
既報のとおり今年の開発者向けカンファレンス「Build 2016」の目玉機能だったが、
ビルド14361では大幅な改善が行われたと別の公式ブログで説明している。
こちらのリリースノートを見ると、大文字/小文字の区別やpty(pseudo-terminal)/ttyが
サポートされたことが分かる。他の修正内容やシステムコールのサポート状況を見ると、
UbuntuをWindows 10上で実行する際の互換性は着々と向上しているようだ。 「設定」では、現在選択している項目の左側にハイライト表示が加わり、
<ホーム>ボタンにマウスオーバーするとメッセージを含んだ部分まで反転表示するようになった。
Microsoft WDG(Windows and Devices Group) Software EngineerのDona Sarkar氏によれば、
インサイダーからのフィードバックに基づいて加えた改善だという。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています