佐賀県教委、全県立高校でWindows 8タブレット導入を決定
iPadと比較検討して選定、2014年度から約7000人の新入生が活用
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20130710/1097187/

 佐賀県教育委員会は、2014年4月から全県立高校の新入生約7000人に、
1人1台のWindows 8搭載タブレットを導入すると決定した。
これまでiPadとWindows 8タブレットの双方で検証してきたが、
2014年度はWindows 8タブレットを採用することにした。

 当初の計画では、2013年度に36の県立高校全てでタブレットの活用を始める予定だったが、
Windows 8タブレットとiPadのどちらを選定すべきかという検証が間に合わず、2014年度に持ち越した。
2013年度は、5つの実証研究校を2校と3校に分け、Windows 8のタブレット520台とiPad520台をそれぞれ導入し、検証を続けてきた。

 その結果、2014年度はWindows 8 Proのタブレットを導入することに決定した。
「先生方は普段からWindowsを使っていることもあり、例えば1時間目の授業で使った教材を
3時間目までに作り直すといった場合に、即座に対応できるWindowsタブレットの方が使いやすいとの声が上がった。

iPadはビューワーとして優れているが、編集・加工までiPadだけでやろうとすると難しい」(教育情報化推進室の福田孝義室長)
といった点などが選定の理由として挙げられるという。

 具体的にどの製品にするかは未定。製品の購入費用は各家庭が負担する。
経済的な負担が難しい家庭には、支援策を検討する。

 なお、Windows 8タブレットの選択は2014年度に関する決定であり、
「利用する中で新たな課題が発生すれば、翌年度以降は再検討する」(福田室長)としている。