「Core i9-9900K」再テスト結果報告
https://www.4gamer.net/games/436/G043688/20181210030/

i9-9900Kは,動画のトランスコードや写真のRAW現像といったCPU負荷の高い
処理を行ったときに,CPU単体の消費電力中央値が140Wを平気で超えていた
のだ。どちらも20分前後にわたって負荷がかかり続けるテストなのだが,その消費
電力中央値が140W超級だったということである。

 そもそもの話として,最近のIntel製CPUにおけるTDP値にはベンチマークテスト
結果との間で乖離がある。

 IntelのCPUでは現在も,定格クロックで動作させる限り,発熱(≒消費電力)が
TDPの枠内へ収まることになっている。しかし,Intel製のCPUが搭載する自動クロッ
クアップ機能,最近で言えば「Turbo Boost Technology 2.0」(以下,TB2)が機
能し,定格を超えるクロックで動作するときにはTDPの枠を超えて電力を消費し,
いきおい,発熱も増大する。