脆弱性対策パッチの導入中止を 「リブート問題」でIntelが呼び掛け
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1801/23/news057.html
Intelは、現在出回っている脆弱性対策パッチについて、
「リブートが予想以上に増えるなど、予想外のシステムの挙動を発生させる可能性がある」
として、導入の中止を呼び掛けた。

米Intelの脆弱性対策パッチをインストールした一部のCPU搭載マシンで
リブートが増える不具合が確認された問題で、
Intelは1月22日、現在出回っているパッチの導入を中止するよう、
メーカーやエンドユーザーに呼び掛けた。

Intelは「Meltdown」「Spectre」と呼ばれるCPUの脆弱性が発覚したことを受け、
1月上旬までにOEMなどを通じて対策パッチを配信した。
ところがこのパッチが原因でリブートが増える不具合が報告され、
IntelはBroadwell、Haswell、Skylake、Kaby Lakeの各CPUを搭載したマシンで問題を確認していた。

1月22日の時点では、このうちBroadwellとHaswellの問題について、根本の原因を突き止め、
アップデートの初期バージョンを業界パートナー向けにリリースしてテストを行っているという。
テストが完了次第、正式リリースを予定している。

現行バージョンのパッチについては「リブートが予想以上に増えるなど、
予想外のシステムの挙動を発生させる可能性がある」として、導入を中止するよう
OEMやクラウドサービス事業者、システムやソフトウェアのメーカーおよびエンドユーザーに呼び掛けている