http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012042802000087.html

 シャープが27日に発表した2012年3月期連結決算は、純損失が同社として過去最大の3760億円の赤字になった。
前期は194億円の黒字だった。売上高は前期比18・7%減の2兆4558億円だった。主力の薄型テレビの需要減少や
液晶パネルの世界的な価格の下落などが大きく響いた。

 13年3月期も、テレビ事業などの収益改善の見通しが立っていないことから、純損益が300億円の赤字を見込んでいる。

 事業の立て直しに向けて、不採算部門になっている液晶事業などから大規模太陽光発電所(メガソーラー)や法人向け事業などの
成長分野に合計2000人を配置転換する。

 13年3月期はスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット向け新型パネルの販売を本格化させ、売上高は前期比9・9%増の
2兆7000億円に増やし赤字の縮小を目指す。