夕方、普通のサラリーマンは家路を急いでいるなか汗だくになりながら眠い目をこすり夜勤に向かう。
まるで護送車のような赤いバスがやってきて乗りこむ。
配属先につき、ため息でロッカーをあける。
ああ、うす汚れたまるで自分の人生のような作業着に着替える。
また今夜も僕は機械の歯車になってくるよ。
フェンスに囲まれた広島の宇品という土地で僕は何をしているんだろうか。