経済産業省や厚生労働省などは26日、塩酸や食塩水を専用機器で電気分解して作る「次亜塩素酸水」について、新型コロナウイルスの消毒で有効性を確認したと発表した。机やドアノブを拭くなど物品の消毒は推奨する一方、人体への影響については評価しておらず、手指消毒や人が吸い込む可能性がある空間への噴霧については推奨しないとした。

 実験は製品評価技術基盤機構(NITE)が国立感染症研究所などに委託して実施。培養した新型コロナに混ぜ合わせると、十分に濃度が高い次亜塩素酸水であれば除去できることが確認された。