Uberに不信感を募らせるドライバー

 一つは、Uberが不当に多くの上前をはねていると感じること。
売り上げの20%を取るのはUberもLyftも同じなのだが、Uberはその前に1ドルを「safe ride fee」という名目で課金している。
つまり、10ドルの料金だとすれば、まず1ドルをUberが差し引き、さらに残りの9ドルの20%をUberが取ってしまう。

 Lyftなら10ドルの売り上げの内8ドルがドライバーの手元に入るが、Uberでは7ドル20セントになる。「その1ドルの意味が分からない」というのが、ドライバーの談だ。

 二つ目は、Uberのドライバーに対する扱いである。例えばあるドライバーは、かなり遠距離の乗車サービスを提供した料金が入金されていないことに気付いたことがあった。
電話ではラチがあかず、地元のUber事務所を訪ね40分待たされた挙げ句に、「高額の料金は、担当者が承認してから入金されることになっている」と言われたという。

 問い合わせをしなければ、ひょっとするとそのまま放置されたのではないか――。
Uberに対する不信感が高まったと、そのドライバーは言っていた。
また、そうしたやり取りの間はずっと、「ともかくそういうことになっているのだから、仕方がないだろう」という態度だったのも気に障ったのだという。

 別のドライバーも、ドライバーに対するカスタマーサービスの対応が実に悪いと語っていた。
電話をしても、いつまでも生の人間と話すことができず、問題が解決しない。「
シェアエコノミー」をうたうならば、サービスを提供するドライバーも客のはずなのだが、ドライバーはそうは扱われていないようだ。

カナダではLyftメインでやった方が良さそうだな。