土曜ドラマ 「不潔のスクラム」

主演・腹峪眞 脇役・コヒ木スン  中年キタムラーマンの人生再生物語

「ラグビーは後退しながら前に進む。まるで人生みたいじゃないか」
調査から脱出した男が、偶然出会った仲間との格闘の末を描く。
彼の背中を押した男たちもまた傷つき、居場所をなくした“週末ラガーマン”だった…。

【あらすじ】
ブルーシートハウスの設営場所を探して河川敷を歩いていたコヒ木スンの股間に、ラグビーボールが当たる。
ボールを追ってきた初老のえぇ男に、無理やり連れていかれた先で行われていたのは、40歳以上の選手による “不潔ラグビー”。
そこには、年代もバラバラな大人たちの、泥まみれの姿があった。
アツ苦しい男たちのおせっかいで、生きる側に腰を落ち着けてしまったコヒ木スンは、ラグビーを通じて、
仲間と心を通わせる。やがて、コヒ木スンと、コヒ木スンの抱える秘密をきっかけに、チームメイトたちも己の人生を見つめ直していき──。