パチスロ台の設定情報を漏らし、不正に利益を得ていた疑いで、札幌市のパチンコ店の元従業員の男と、パチンコ店の常連客の男が、10日、逮捕されました。

 不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、北広島市大曲に住むパチンコ店元従業員で、今は無職の32歳の男と、札幌市白石区北郷に住む51歳のタクシー運転手の男です

無職の男は、以前、勤務していたパチンコ店のパチスロ台の設定情報を、金銭の見返りを求めるため、店の常連客のタクシー運転手の男に教えた疑いがもたれています。
 タクシー運転手の男は、当たりの確率の高い台でメダルを増やし続けるだけでなく、自身も金銭の見返りを求めて、別の客に情報を横流ししていた疑いがもたれています。
 タクシー運転手の男が当たりを続けていた札幌のパチンコ店の関係者から警察に相談があり、事件が発覚、捜査の結果、警察は今月10日、2人を逮捕しました。
 警察によりますと、2人は約1年間にわたってパチスロで不正に利益を得続け、被害額は分かっているだけで1千万円にのぼるということです。