広汎性発達障害(PDD)
広汎性発達障害のある方は、対人関係などの社会性やコミュニケーション能力に障害を生じやすく、物事に強いこだわりを持つ傾向にあります。また、感覚過敏や鈍麻(感覚がにぶくなること)を伴うことも少なくありません。

具体的には

他人と視線を合わせて自分の気持ちを伝えるといったことが難しく、人間関係をうまく築けない。
言葉の発達に遅れや偏りが見られることがある。オウム返ししたり、単語で会話したり、一方的に話をしたりする。
暗黙のルールが理解できず、集団での共同作業に困難を示す。
音、におい、痛みなど特定の感覚への反応が過剰に鋭かったり、鈍かったりする。
同じ服をいつも着たり、必ず同じ順番での作業にこだわったりと、特定のことへの執着が強い。